マンションの管理に関しては建物や設備の老朽化により建築されてから時間がたつにつれて不具合などが多く出てきてしまいます。
これらの経年的な劣化をできうる限りのメンテナンスで予防し、長くそのマンションで快適に暮らしていくために、マンションの管理組合が主体となり計画的に、建物全体をまとめて定期的に行う工事を大規模修繕工事と呼んでいます。
大規模修繕工事には多くのメリットがあります。
まず、居住者にとってはマンション自体がきれいになったり使いやすくなったりしますので日々の生活が快適になります。
これは、マンションを売却しようとする際にも資産価値の向上につながるのでより良い条件で売却できる大事な要因の一つでもあります。
さらに築年数が経過すると建築業界でも技術革新やよりよい建築資材などがどんどん出てきており、そのような資材などを使うことでより快適性が高まるでしょうし、次の修繕までより良い状態でマンションを維持することも可能になり、大規模修繕工事のサイクルを少し伸ばすこともできるかもしれません。
工事はマンションの管理組合で定期的に集めている居住者全員の積立金から支出されます。区分所有者みんなのお金であり、多額の費用が必要な大規模修繕工事の間隔が長くできれば経済的なメリットも期待できます。
さらに、区分所有法9条では建物の設置または保存の瑕疵が原因で他人に損害を与えた場合、その瑕疵は、共用部分の設置又は保存にあると推定すると書かれています。
つまり、ちゃんと修理などのメンテナンスをしないで誰かをケガさせたりしたら、マンションであれば管理している管理組合やオーナーの責任であるということです。
これらの法的責任を守る為にも必要な定期的な工事といえます。
さらに、高齢化の進んだ現在の日本社会においてはマンション居住者も同じで、築年数のかなり経過してしまったマンションでは居住者の高齢化も問題となってきます。
工事の中で、段差をなくすなどのバリアフリー化など築年数や居住者に合わせた修繕も大事な工事を行う理由と考えられます。
基本的な手順としてはマンションには長期修繕計画が策定されています。
まずはそれを基本軸にその時点での建物の診断を受け、修繕すべき場所について確認していきます。建物診断で出てきた問題点から、次の具体的な工事計画を立てていきます。
具体的には工事の日時やマンションの区分所有者への説明、設計や施工する会社の選定、最終的には管理組合の総会において承認を得て実際の工事に入ることができます。
工事中も適切に工事が行われているか、手抜きなどがないかの調査が必要です。
工事が終わると最終確認し、工事引き渡しの書類の整理や保管も行わなけれななりません。
このように大規模修繕工事には多大な労力と費用が必要であり、意見のそれぞれ違う区分所有者の意見をまとめ上げなければいけないため、臨時の総会なども行う必要があり、その準備などでこの時期の管理組合の活動は大変重く労力の必要なものとなってしまいます。
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