屋上などの防水工事の中には、ゴムシートによるものが有ります。これはゴム製の防水シートで屋上部分などを覆い、雨水などの侵入を防ぐ方法で、ゴムは比較的経年変化に強くまた高い防水性を維持することができるため非常に手軽で且つ高い品質を維持できる防水工事として注目されています。その耐久期間は10年程度とも言われ、継ぎ目の接着剤や固定方法に注意することで十分な維持期間が保てるとして、多くの屋上防水工事に於いて採用されている方法でもあります。
但し、ゴムシートは柔軟性が高い上、外部からの衝撃に弱いという欠点があります。その為人が歩行する場所や、鳥などが飛来するような場所では非常に衝撃を受けやすいため、注意が必要です。ゴムシートによる防水工事を行う場合には周辺環境を良く観察し、このような鳥の飛来などが有る場合には使用を避けるか何らかの対策を行う必要があります。例えば三鷹市の様な郊外では野鳥が多く飛来することも想定され、その為ゴムシートによる防水工事を行う場合には野鳥がゴムシート状に直接乗ったり、若しくは嘴でつついたりしない様な対策をとることが大切になります。
しかし、ゴムシートにおける防水工事は他の工事にくらべ効果が大きいことと費用が安いこと、加えて工期が短いことが大きなメリットです。また柔軟性があるため多少凹凸のなる場所でも問題なく防水を行うことができます。その為、多くの防水工事に於いて使用されているのです。