東京都の中でも西東京市は比較的歴史の浅い市町村の一つになります。もともとは田無市と保谷市が合併してできたのが西東京市です。すぐ東が特別区という立地が多くの人から受け入れられており、人口も増加の一途をたどっています。特に西武新宿線と西武池袋線が通っており、新宿や池袋へ行くにも30分程度で行くことができることから都心部への通勤率のおよそ42パーセントと高いのが特徴です。
このような立地から人口増加に伴い賃貸マンションも増加しています。マンションが増加すると住居としての問題は一つ解消されますが、反面賃貸マンションに住むことに寄って生じる問題もあります。その一つが大規模修繕工事になります。大規模修繕工事はマンション全体を工事することですが、その周期としてはおよそ15年に1度ぐらいに行います。なぜなら、鉄筋コンクリートの劣化がだいたい15年目から顕著になっていくからです。もしこれをせずに30年、40年が経過すると大きな地震がない状態でもコンクリートのひび割れが目立ち、コンクリート片が落下する恐れがあります。マンションがもし人通りの多いところにあれば、通行人に直撃することも十分考えられます。そういう理由から、大規模修繕工事は必要不可欠なことです。
賃貸マンションを借りたときに問題になりやすいのは大規模修繕工事をする場合ことを新しい借主に伝えていなかった場合です。オーナーも確実にその旨伝える必要があるでしょう。