練馬区は特別区の中でも中心地からは外れているため比較的地価が安い所になります。23区の平均地価が1坪あたり400万円台であるのに対して練馬区は130万円台です。しかも、近年地下鉄が延長した影響もあり、交通の便も良くなったため人気がある区の一つになっています。
練馬区では一戸建て住宅の建築よりもマンション建築が増加しています。マンションは新しいマンションが増えると古いマンションはどうしても価値が落ちてしまう傾向にあります。古いマンションの価値が落ちる理由の一つはデザインですが、もう一つは劣化にあります。マンションの劣化の一つとして雨漏りがあります。もともと屋上には防水工事が施されていますので、そう簡単には雨漏りはしませんが、防水工事も時間の経過とともに劣化して本来の機能である防水の役割が減少してきます。そこで、新たに防水工事をするべきですが、この防水工事の耐用年数はいったいどれくらいでしょうか。管理組合としても耐用年数がわかれば予算を組みやすくなりますし、雨漏りが発生する前に食い止めることができるのです。
防水工事にもいろいろな工法があり、工法によってその耐用年数が異なるというのが正しいところになります。たとえば、FRP防水工事の場合はおよそ10年が耐用年数になっていますが、アスファルト防水工事をすると20年ぐらいの耐用年数があるのです。工法によってもその年数が異なるため、もともと施工されている工法を確認する必要があります。