東久留米市にはたくさんのマンションが建設されていますが、新しいマンションが次々にできる一方で、数年以上前に建築されたマンションは老朽化して行きます。いくら鉄筋コンクリート造りであっても経年劣化は避けることができません。
では、マンションの耐用年数はどれくらいでしょうか。マンションの耐用年数は学者によって意見が異なります。50年程度という意見や70年以上の耐用年数があるという意見、また120年ぐらいが耐用年数だとする学者もいるほどです。実際に120年前に建てられたマンションはありませんので検証の使用がありませんが(120年前に鉄筋コンクリート造りの建物はあったがずいぶん前にまだ使える状態で解体されている)、80年前の鉄筋コンクリートマンションなら2010年以降にもありました。4階建ての建物ですが、幾度とあった地震にも耐えて雨風による浸食にも耐えて来ました。少なくとも80年前の技術で80年以上長持ちする建物があったとすれば、現代の技術で建築すれば80年以上長持ちすることは容易に想像ができるのではないでしょうか。
ただ、耐用年数とは別に大規模修繕工事を行う必要があります。大規模修繕工事は、マンションの耐震性を強化したり、壁のひび割れを補修したり、時代に合せてバリアフリー設計にすることでより頑丈に、そしてより使い安くするのが目的です。大規模修繕工事は15年を経過してから20年目に達するまでの間に行うことが多くなっています。