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2016年 04月 19日

外壁のひび割れ、放置は危険?原因・種類別の補修方法から費用相場まで【写真で徹底解説】

※本記事は2026年1月8日に最新情報へ更新しています。

 

外壁のひび割れ、放置は危険?原因・種類別の補修方法から費用相場まで【写真で徹底解説】

 

「外壁にひびが入っているけれど、これってすぐに直さないといけないの?」

「小さなひび割れだから、まだ様子を見ても大丈夫だろう」

 

ふと自宅の外壁を見上げたとき、ひび割れ(クラック)を見つけて不安になったことはありませんか?

 

実は、外壁のひび割れは建物が発している「SOSのサイン」です。

 

「たかがひび割れ」と放置してしまうと、雨水が建物内部に侵入し、構造体の腐食、シロアリの発生、断熱材のカビなど、目に見えない場所で深刻な劣化が進行します。

 

その結果、気づいたときには手遅れになり、本来なら数万円で済んだ補修が数百万円規模の大規模修繕になってしまうケースも決して少なくありません。

 

この記事では、外壁塗装・修繕のプロフェッショナルな視点から、ひび割れに関する疑問をすべて解決します。

 

  • 【原因】 なぜひび割れは起こるのか?(再発を防ぐための根本理解)
  • 【診断】 写真で見る「危険度レベル別」ひび割れ図鑑
  • 【実例】 実際の工事写真で見る「正しい補修手順」
  • 【リスク】 放置した場合の「5年後の末路」
  • 【判断】 DIYで直せる境界線と、業者選びの基準

 

この記事を読み終える頃には、「今すぐ工事が必要なのか」「まだ様子を見ていいのか」をご自身で正しく判断できるようになります。

 

大切な建物を守るために、ぜひ最後までお読みください。

 

目次

  1. 外壁のひび割れはなぜ起こるのか?【原因を知らないと再発する】
  2. 【図解】ひび割れの種類と危険度レベル判定
  3. 【写真で解説】プロが行う正しい補修工法(フィラー・Uカット)
  4. 補修後すぐ塗装してはいけない?【下地補修の落とし穴】
  5. 外壁のひび割れを放置するとどうなる?【5年後の現実】
  6. DIY補修はどこまで可能? プロに任せるべき判断基準
  7. 費用相場と失敗しない業者の選び方
  8. よくある質問(FAQ)
  9. まとめ|外壁のひび割れ補修は「早期判断」がすべて

 

1.外壁のひび割れはなぜ起こるのか?【原因を知らないと再発する】

 

外壁のひび割れは、単なる「古くなったから」という経年劣化だけで片付けられるものではありません。

 

実際の現場では、物理的な要因や環境的な要因が複雑に絡み合って発生しています。

 

重要なのは、「原因を理解せずに表面だけを埋めても、必ず同じ場所に再発する」という点です。

 

補修を行う前に、まずは「なぜ割れたのか」を知ることが、長持ちするメンテナンスの第一歩です。

 

1. 乾燥収縮(かんそうしゅうしゅく)

 

モルタルやコンクリート外壁で最も多い原因です。

 

これらの材料は、水とセメントと砂を混ぜて作られます。

 

施工時には水分を含んでいますが、時間が経ち硬化して水分が蒸発する過程で、体積がわずかに収縮(縮む)します。

 

このとき、壁全体がギュッと縮もうとする力が発生し、その引張力に耐え切れなくなった部分に亀裂が入ります。

 

「ピキッ」と表面が割れる現象です。

 

特に新築から1〜3年以内に発生しやすい傾向があります。

 

2. 挙動追従(きょどうついじゅう)による揺れ

 

建物は常に動いています。

 

  • 地震・強風: 大きな揺れによる瞬間的な負荷
  • 交通振動: 道路や線路沿いの大型車通過による微細な振動
  • 構造的な動き: 木造住宅の場合、湿度による木材の伸縮

 

建物が揺れた際、硬い外壁材がその動きについていけず(追従できず)、力が集中する部分にひび割れが生じます。

 

特に、窓やドアなどの開口部の四隅は、建物の歪みの力が最もかかりやすい場所であり、斜めにひびが入るのが特徴です。

 

これを「開口部クラック」と呼び、構造的な問題が関わっているケースが多くなります。

 

3. 温度変化による膨張・収縮(熱クラック)

 

すべての物質は、熱くなると膨張し、冷えると収縮します。

 

外壁は過酷な環境に晒されています。

 

夏場の直射日光で表面温度は60℃以上になり、冬の夜には氷点下になります。

 

この「昼は膨張し、夜は収縮する」という繰り返しにより、素材が疲労してクラックが発生します。

 

これを「熱クラック」と呼びます。

 

特に、サイディングボードの継ぎ目(シーリング)が切れる原因の多くは、このボード自体の伸縮によるものです。

 

4. 凍害(とうがい)

 

寒冷地や湿気の多い地域で起こる現象ですが、関東以南でも条件によっては発生します。

 

外壁の微細な隙間に入り込んだ雨水や湿気が、夜間の冷え込みで凍結して膨張します(水は氷になると体積が約1.1倍になります)。

 

この膨張圧は凄まじく、外壁を内側から破壊し、ひび割れだけでなく表面の剥がれ(ポップアウト現象)を引き起こします。

 

一度凍害が始まると、そこからさらに水が入り、急速に劣化が進むため注意が必要です。

 

2.【図解】ひび割れの種類と危険度レベル判定

 

ひび割れといっても、緊急性のないものから、今すぐ対処が必要なものまで様々です。

 

プロは見た目だけでなく、「幅・深さ・発生場所」の3点を総合的に見て危険度を判定します。

 

まずは、ご自宅のひび割れが「ヘアクラック」なのか「構造クラック」なのか、下の画像で比較してみてください。

 

これが最初の判断基準になります。

 

ひび割れ幅の比較図解。ヘアクラック(幅0.3mm未満・髪の毛ほどの細さ)と構造クラック(幅0.3mm以上・名刺が入る隙間)の危険度の違い

図解:名刺やテレホンカードが入るかどうかが大きな判断基準となります。

 

続いて、以下の表を参考に、ご自宅のひび割れがどの危険度レベルか確認してください。

 

▼ 外壁ひび割れ 危険度判定表

 

危険度 名称 特徴・目安 緊急性
レベル1 ヘアクラック 幅0.3mm未満。

髪の毛ほどの細さ。

深さは表面塗膜のみの場合が多い。

低

経過観察

レベル2 乾燥クラック モルタルの水分蒸発によるもの。

幅は狭いが、数が広範囲に多い。

中

塗替え時期のサイン

レベル3 縁切れクラック 目地の継ぎ目(コーキング)の劣化。

ゴムが痩せて隙間ができている。

中〜高

早めの打ち替えが必要

レベル4 構造クラック 幅0.3mm以上、深さが5mm以上。

建物の歪みが原因。

貫通している可能性が高い。

高(危険)

早急な補修が必要

 

① ヘアクラック(幅0.3mm未満)は本当に問題ない?

 

一般的に「0.3mm未満なら様子見で良い」と言われますが、これには誤解があります。

 

プロの見解:

「今すぐ家が倒れるわけではないが、防水切れの初期サインであることは間違いない」

 

ヘアクラックは、主に表面の塗装膜(塗膜)が経年劣化で硬くなり、弾力性を失って割れている状態です。

 

この段階では構造体(柱やコンクリート内部)まで水は届いていないことが多いですが、外壁の防水機能は低下しています。

 

放置すれば傷口は確実に広がり、次の「構造クラック」へと進化します。

 

【セルフチェックの方法】

 

  • 霧吹きなどで水をかけてみてください。ひび割れ部分が水を吸い込んで黒くなる(濡れ色になる)場合は、防水膜が切れています。そろそろ塗り替えの検討時期です。

 

② 構造クラック(幅0.3mm以上)がなぜ危険なのか

 

名刺がスッと入るような幅(0.3mm以上)のひび割れは、「構造クラック(貫通クラック)」と呼ばれます。

 

これは、表面だけでなく外壁材を貫通して裏側の防水シートや構造体にまで達している可能性が極めて高い状態です。

 

構造クラックを放置すると、内部でどのような恐ろしい事態が進行するのか、以下の図解をご覧ください。

 

コンクリートの爆裂(ばくれつ)メカニズム図解。1.雨水侵入、2.鉄筋腐食・膨張、3.コンクリート爆裂の3段階で外壁内部の劣化が進む様子

図解:雨水が鉄筋を錆びさせ、コンクリートを破壊する「負の連鎖」

 

【負の連鎖メカニズム】

 

  1. 雨水の侵入:ひび割れから水が壁内に入る。
  2. 中性化と腐食:水と空気が入り込むことで、コンクリートの中性化が進み、内部の鉄筋が錆び始める。
  3. 爆裂(ばくれつ):鉄筋は錆びると体積が2倍以上に膨張します。この強大な圧力でコンクリートを内側から押し出し、壁を破壊(破裂)させます。
  4. 強度の低下:建物を支える強度が著しく低下します。

 

特に、ひび割れの周辺に「錆汁(茶色のシミ)」や「エフロレッセンス(白い粉)」が出ている場合は、すでに内部で水が回り、成分が溶け出している証拠です。

 

一刻も早い処置が必要です。

 

3.【写真で解説】プロが行う正しい補修工法(フィラー・Uカット)

 

ここからは、実際の現場写真を使って具体的な補修手順を見ていきましょう。

 

プロの仕事は、単にコーキングで穴を埋めるだけではありません。

 

ひび割れの状況に合わせて、最適な材料と工法を使い分けます。

 

1. フィラー刷り込み工法(対象:0.3mm未満のヘアクラック)

 

「ヘアクラック」と呼ばれる軽微なひび割れに対して行う工法です。

 

塗装前の下地調整として行われることが一般的です。

 

image

【解説】

 

使用するのは、微弾性フィラーやカチオンフィラーと呼ばれる下地調整材です。

 

この材料は、セメントと樹脂を混ぜたようなもので、「細かい隙間に入り込む浸透力」と「乾燥後の適度な柔軟性」を併せ持っています。

 

写真のように、硬い刷毛(ハケ)を使ってひび割れに対して擦り込むように塗布します。

 

単に表面をなぞるだけでは、内部まで材料が入りません。

 

「埋める」というより「押し込む」イメージで作業することで、塗装後のひび割れ再発を防ぎます。

 

2. Uカットシーリング工法(対象:0.3mm以上の構造クラック)

 

幅が広いひび割れ(構造クラック)に対しては、フィラー刷り込みでは不十分です。

 

あえて「溝を掘って傷口を広げる」この工法が、建築業界で最も信頼されている標準的な補修方法です。

 

工程①:サンダーカット(溝掘り)

 

まず、ディスクサンダーという電動工具を使い、ひび割れに沿って壁をカットしていきます。

image

 

工程②:カット完了後の状態

 

カットした後は、このようなU字(またはV字)の溝になります。

 

一見すると「壁を壊している」ように見えるかもしれませんが、これが重要な下準備です。

 

Uカット完了後の外壁の状態

 

工程③:シーリング材の充填

 

溝の中を清掃し、プライマー(接着剤)を塗布した後、シーリング材をたっぷりと充填します。

 

溝にシーリング材を充填している様子

 

【解説】

 

なぜカットするのか?

 

そのままシーリングを塗っても、ひび割れが狭すぎて奥まで材料が届かないからです。

 

溝を広げることで、十分な量のシーリング材を充填でき、接着面積も確保できます。

 

この厚みのあるシーリング材が「ゴム状の緩衝材(クッション)」となり、建物が再び動いた際に衝撃を吸収してくれるのです。

 

工程④:均し(ならし)・仕上げ

 

充填したシーリング材をヘラで均一にならして完了です。

 

シーリング材をヘラで均している様子

 

【その後の工程:模様合わせ】

 

補修直後は、補修跡がツルッとしていて目立ちます(いわゆるミミズ腫れのような状態)。

 

美観を損なわないよう、塗装前に既存の外壁と同じ模様(パターン)を吹き付けたりローラーで作成し、その上から全体を塗装して仕上げます。

 

ここまでやって初めて「プロの補修」と言えます。

 

外壁補修の正しい工法「Uカット」と失敗例の比較図解。溝を広げて奥までシーリングを充填することで内部に空洞を作らず長持ちさせる仕組み

図解まとめ:溝を広げることで「接着面積」と「材料の厚み」を確保し、再発を防ぎます。

 

4.補修後すぐ塗装してはいけない?【下地補修の落とし穴】

 

外壁塗装において最も重要なのは、上塗りの塗料選びではなく、見えなくなる「下地補修」の精度です。

 

そして、ここで多くの手抜き工事(あるいは知識不足による施工不良)が発生しています。

 

その代表例が「乾燥不足」です。

 

補修材(シーリングやモルタル)には、メーカーが定めた適切な乾燥期間(オープンタイム・養生期間)があります。

 

工期を短縮したいからといって、補修した当日にすぐ塗装をしてしまうと、以下のような致命的なトラブルが発生します。

 

  • 膨れ(フクレ): 内部に残った水分や溶剤が蒸発しようとして、上に塗った塗膜を風船のように押し上げる。
  • タック(ベタつき): シーリング材の硬化不良により、塗料と化学反応を起こして表面がいつまでもベタベタする。
  • ブリード現象: 補修材に含まれる可塑剤(かそざい)という成分が塗料に移行し、補修した跡が黒く変色して浮き出てくる。

 

優良業者の鉄則:

 

「補修 → 十分な乾燥(1日〜数日) → 確認 → 塗装」

 

下地補修と塗装の間には、必ず乾燥期間が必要です。

 

見積もりを取る際は、「補修してから塗装まで、どれくらい乾燥時間を置きますか?」と質問してみるのも、業者の質を見極める良い方法です。

 

5.外壁のひび割れを放置するとどうなる?【5年後の現実】

 

「今はまだ大丈夫」と思って放置した場合、建物内部では静かに、しかし確実に崩壊が進んでいきます。

 

ここでは、放置期間ごとの劣化シミュレーションをご紹介します。

 

ステージ1:雨水の侵入と断熱材の劣化(放置 1年〜)

 

ひび割れから雨水が壁の内側へ侵入します。

 

この段階では室内に雨漏りは発生しません。

 

水は壁の中の防水シートを伝って下に落ちるか、断熱材(グラスウール等)に吸い込まれます。

 

断熱材は水を吸うとペシャンコに潰れ、断熱性能を失います。

 

「最近、冷暖房の効きが悪い」「部屋がかび臭い」と感じたら、壁の中でカビが大繁殖している可能性があります。

 

カビの胞子は健康被害(アレルギーや喘息)の原因にもなります。

 

ステージ2:木部の腐食とシロアリ(放置 3年〜)

 

湿気を帯びた木材は、腐朽菌(木を腐らせる菌)の温床です。

 

さらに恐ろしいのがシロアリです。

 

シロアリは湿った木材が大好物です。

 

床下からだけでなく、外壁のひび割れから侵入した雨水を頼りに、壁の中の柱や土台を食い荒らします。

 

ここまで進行すると、外壁塗装だけでは直りません。

 

外壁を剥がして柱を入れ替える、シロアリ駆除を行うなど、数百万円規模の改修工事が必要になります。

 

ステージ3:構造体の劣化と雨漏り(放置 5年〜)

 

ついに室内クロスに雨染みが現れます。

 

しかし、室内に水が出てきた頃には、壁の中はすでにボロボロです。

 

鉄骨造やRC造の場合、第1章で解説した「爆裂」が起こり、コンクリート片が落下して通行人に当たる事故のリスクも生じます。

 

建物の資産価値は激減し、売却しようとしても「瑕疵(欠陥)あり」として価格が大幅に下がってしまいます。

 

結論:

 

初期のひび割れ補修なら数万円〜十数万円で済みます。

 

「早期発見・早期治療」が、トータルコストを最も安く抑える唯一の方法です。

 

6.DIY補修はどこまで可能? プロに任せるべき判断基準

 

ホームセンターには「外壁補修キット」が売られていますが、DIYには大きなリスクが伴います。

 

安易な自己判断は、かえって状況を悪化させることがあります。

 

絶対にやってはいけないNG行動:「シリコン」の罠

 

もしDIYをするとしても、これだけは絶対に避けてください。

 

「お風呂場やキッチン用のシリコンシーリング(シリコーン系)」を使うことです。

 

  • 理由: シリコンシーリングは油分を含んでおり、水を弾く力が強力すぎます。その上から塗装しようとしても、塗料が一切乗らず、弾いてしまいます。

 

将来的にプロに塗装を依頼した際、DIYで塗ったシリコンを全て撤去する「シリコン撤去作業費」や「逆プライマー処理費」が追加でかかり、かえって高くついてしまいます。

 

外壁には必ず「変成シリコン」か「ウレタン(ノンブリードタイプ)」を使用してください。

 

DIY vs プロ 判定フローチャート

 

判断に迷ったときは、以下のチャートに従って行動を決めてください。

 

安全面と品質面から、少しでも不安がある場合はプロへの相談を推奨します。

 

DIY vs プロ 判定フローチャート

Q1. ひび割れの幅は「名刺(約0.3mm)」が入りますか?

        Yes (入る)         →         即プロに相談(構造クラック)
        No (入らない)         →         Q2へ進む

Q2. ひび割れの場所は「手の届く高さ」ですか?

        No (2階など)         →         プロに依頼(高所作業は危険)
        Yes (1階)         →         Q3へ進む

Q3. 同じ場所に「何度も再発」していますか?

        Yes         →         プロに診断依頼(根本原因の特定が必要)
        No         →         DIY補修可能(フィラー等を使用)

※ DIYはあくまで応急処置です。不安な場合は無料点検を活用しましょう。

 

プロに任せるべき危険サインリスト

 

⚠️ ひとつでも当てはまったら要注意

  •       ❌ ひび割れの幅が0.3mm以上ある(名刺が入る)
  •       ❌ 2階部分など、脚立が必要な高さにある
  •       ❌ 窓の周り(四隅)からひび割れが伸びている
  •       ❌ ひび割れ周辺にサビ汁や白い粉が出ている

 

7.費用相場と失敗しない業者の選び方

 

最後に、気になる費用感と業者選びのポイントを解説します。

 

ひび割れ補修の費用相場(目安)

 

工事内容別の単価目安

  •             フィラー刷り込み(軽度)       1m 800円〜
  •             Uカットシーリング(重度)       1m 1,500円〜2,500円
  •             目地コーキング打ち替え       1m 900円〜1,200円
  •             (必須)足場架設費用       15万〜25万円

※ ひび割れが全体に及んでいる場合や高所作業が必要な場合は、補修だけでなく「全体塗装」を行った方が、足場代の無駄がなく経済的です。一般的に築10年を超えている場合は、塗装の時期と重なるためセットで行うのが基本です。

 

信頼できる業者の見分け方「3つの質問」

 

外壁診断や見積もりを依頼した際、以下の質問をしてみてください。

 

その回答で業者の質が分かります。

 

  1. 「このひび割れの原因は何ですか?」❌「劣化ですね」⭕「窓周りの加重による揺れが原因の可能性が高いです」→ 原因を特定しようとする姿勢があるか確認しましょう。
  2. 「構造クラックはどのように補修しますか?」❌「コーキングで埋めておきます」⭕「Uカットを行って、奥までシールを充填します」→ 手間のかかるUカット工法を提案できるかどうかが分かれ道です。
  3. 「補修後、何日空けてから塗装しますか?」❌「乾いたらすぐ塗ります(当日など)」⭕「シーリングの乾燥に数日は必要です」→ 乾燥時間を遵守する業者は信頼できます。

 

よくある質問(FAQ)

 

Q1. 外壁のひび割れ補修だけでも依頼できますか?

 

A. はい、補修のみの依頼も可能です。

 

ただし、足場が必要な高所作業になる場合、補修費(数万円)に対して足場代(15〜20万円)がかかるため、割高になります。

 

そのため、築10年以上経過しているなら、足場を有効活用するために全体塗装とセットで行うのが最もコストパフォーマンスが良い方法です。

 

Q2. 補修した跡は目立ちますか?

 

A. 補修のみの場合、多少目立ちます。

 

補修材と既存の外壁では色や質感が異なるため、「ミミズ腫れ」のような跡が残ることがあります。

 

美観を回復させたい場合は、補修後に「パターン合わせ(既存の壁の模様を再現する作業)」を行い、その上から壁一面を塗装する必要があります。

 

Q3. 新築なのにひび割れが見つかりました。施工ミスですか?

 

A. 必ずしもミスとは限りません。

 

モルタル外壁の場合、乾燥収縮により新築後1〜2年でヘアクラックが入ることは物理的に避けられない現象であり、珍しくありません。

 

ただし、幅が広い(0.5mm以上)場合や、基礎部分にまでひびが入っている場合は、地盤沈下や構造的な欠陥の可能性があります。

 

速やかに施工会社(建築会社、ハウスメーカー)のアフターサービスに連絡し、点検を受けてください。

 

保証期間内であれば無償補修の対象になる可能性があります。

 

まとめ|外壁のひび割れ補修は「早期判断」がすべて

 

外壁のひび割れについて徹底解説してきました。

 

要点を整理します。

 

  • 0.3mm未満(ヘアクラック): 経過観察だが、数が多い・水を吸う場合は塗り替えのサイン。
  • 0.3mm以上(構造クラック): 危険信号。 内部腐食が進む前に、Uカット工法などで根本治療が必要。
  • DIYのリスク: お風呂用シリコンは絶対NG。高所作業は避ける。
  • 放置のリスク: 雨漏り、シロアリ、構造劣化へ直結し、将来の出費が激増する。

 

ひび割れは、人間で言えば「虫歯」のようなものです。

 

自然治癒することは絶対にありません。

 

放置すればするほど痛み(劣化)は増し、治療費(修繕費)も高くなります。

 

もし、建物の外壁に気になるひび割れを見つけたら、まずは写真を撮り、名刺などを当てて幅を測ってみてください。

 

そして判断に迷ったときは、自己判断せずに専門家の無料診断を受けることが、大切な建物を守る最も確実な方法です。

 

 

 

 

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会社概要

  • 会社名:株式会社 幸成
  • 所在地:〒202-0023
    東京都西東京市新町5丁目9-15
  • フリーダイヤル:0120-966-128
  • TEL:042-238-9159
  • FAX:042-238-9158
  • E-MAIL:info@nm-kosei.com
  • 設立: 昭和62年6月
  • 建設業許可:東京都知事許可
    (般-24)第139024号
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