大規模修繕工事ではタイルの補修を行う方法がいくつか種類があります。
見た目での劣化を見極めるのが難しいタイルですが、しっかりと補修を行わないとタイルが落下する可能性があり大事故につながる可能性があります。
まずタイルの補修を行う前に調査というものを行います。
目視や打診棒を使用してひび割れや浮きの調査をしてどのくらいの数量があるのかを調査します。
大規模修繕工事で行うタイルの下地補修で難しいところが見積もりを作成する段階ではどの程度補修が必要かどうか判断するのが難しく、大きな物件の場合には想定数量で補修の数量を出して、タイルの面積(㎡数)に対して何%という形で表記をします。
実際にタイルを調査した場合に数量の増減が出てくる可能性があり大幅にタイルを補修する箇所が増えてしまった場合や極端に少ない場合は依頼主と相談して工事を進めていきます。
補修の方法はタイルにひび割れや欠けがあった場合は基本的には張り替えを行います。
タイルの張り替えというのは既存のタイルを撤去して新しくタイルを張り直します。
電動サンダーを使用してタイルに切込みを入れていきます。(騒音が発生します)
ハツリ機を使用してタイルを撤去していきます。(騒音が発生します)
新しいタイルを張ったら専用の目地材で目地を埋めていきます。
最後にふき取りを行ってタイルの張替えが完了になります。
張り替えに使用するタイルは近似色タイルと窯焼きタイルというものがあり、近似色タイルは既存のタイルと色合いが合わないことがあります。
まれに色合いが合う場合があるのでサンプルを取って比較をして決めることが多いです。
窯焼きのタイルは特注でタイルを作成するので時間と費用がかかってしまいますが既存のタイルとほとんど変わらないものになります。
既存のタイルとほぼ一緒のものにしたいという場合には窯焼きタイルが一番適しています。
タイルの浮きという症状がありこれはタイル自体がコンクリートにくっついておらず浮いている状態のことを言います。
大きな地震や何かのきっかけで落下する可能性があるのでタイルの浮きには特に注意が必要になります。
浮きの調査を行うのに打診棒というタイルやモルタルの浮きを調査する道具がありこれを使用することで浮いているかどうかが分かります。
タイルに打診棒を使用して転がしたり、叩いたりすると乾いた音がすることがあり、このような音がすると浮いていることが判別できます。
タイルの目地に電動ドリルを使用して穴を開けていきます。(騒音が発生します)
ダスターで穴に入っているほこりを除去します。
穴を開けたところにエポキシ樹脂を注入していきます。
エポキシ樹脂というものは固まると硬くなり接着性のとても強い材料で主に浮きの補修に使用します。
エポキシ樹脂を注入したところにステンレスピンを挿入します。
エポキシ樹脂注入を行った箇所にタイル目地に合う色の目地材で補修跡を目立たなくして完了です。
このように症状によって補修方法が異なりますので症状にあった補修を行うことでタイルが良好に保たれます。
他にもタイルの補修方法はいくつか種類がありますが大規模修繕工事で行われる代表的なタイルの補修方法と種類になります。
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