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2016年 09月 21日

【プロが完全解説】ウレタン防水はどこに使う?屋上・ベランダ・手摺など最適な場所と失敗しない工法選び

※本記事は2026年1月3日に最新情報へ更新しています。

 

【プロが完全解説】ウレタン防水はどこに使う?屋上・ベランダ・手摺など最適な場所と失敗しない工法選び

 

 

「ウレタン防水は万能だから、とりあえず塗っておけば安心」

 

もしそう思っているなら、その工事は数年後に「失敗」と気づくことになるかもしれません。

 

 

ウレタン防水は、日本国内で最も採用されている防水工法の一つです。街を見渡せば、ビルの屋上からマンションのベランダまで、至るところでウレタン防水が活躍しています。

 

しかし、その普及率の高さゆえに、「どこにでも使える」という誤解が広まっているのも事実です。

 

 

実は、ウレタン防水には明確に「得意な場所」と「不得意な場所」が存在します。

 

さらに言えば、同じ「屋上」であっても、下地の水分量や既存の防水層の種類、建物の劣化具合によって、選ぶべきウレタン防水の種類(工法)が全く異なります。

 

 

この判断を間違えると、「せっかく工事をしたのに、半年で床が水ぶくれだらけになった」「雨漏りが止まらない」といった深刻なトラブルを招くのです。

 

この記事では、数多くの防水工事現場で指揮を執ってきたプロの視点から、単なる「場所の紹介」にとどまらず、以下の点を徹底的に深掘りして解説します。

 

  • ウレタン防水が「最強」を発揮する具体的な場所とそのメカニズム
  • 場所ごとに適した「工法(密着・通気緩衝)」の絶対的な使い分けルール
  • FRP防水やシート防水と比較した際のコストと寿命の真実

 

この記事を読み終える頃には、あなたの建物の「その場所」に、どの防水工法を選ぶべきかが手に取るように分かるはずです。

【この記事の目次】

  • 1. そもそも「ウレタン防水」とは?なぜ場所を選ぶのか
  • 2. ウレタン防水が「最適」な場所ベスト4とその理由【プロが解説】
  • 3. 【一覧表】ひと目でわかる!場所別「ウレタン防水」推奨度マップ
  • 4. ウレタン防水を採用する際のメリット・デメリット
  • 5. 業者に依頼する前の「セルフチェックリスト」
  • 6. よくある質問(Q&A)
  • 7. まとめ|場所に合わせて「工法」まで指定できれば失敗しない

そもそも「ウレタン防水」とは?なぜ場所を選ぶのか

 

具体的な場所の解説に入る前に、「なぜウレタン防水には向き・不向きがあるのか」という根本的なメカニズムを理解しておきましょう。ここを知っておくと、業者からの提案が正しいかどうか、自分で判断する基準が持てるようになります。

 

 

「塗る」防水だからこその強みと弱点

ウレタン防水の最大の特徴は、「液状のウレタン樹脂を現場で塗り重ね、化学反応によってゴム状の防水膜を作る」という点にあります。

 

シート防水が「工場で作られた防水シートを現場で貼る」のに対し、ウレタン防水は「現場で防水層そのものを作り上げる」イメージです。

 

この「液状からスタートする」という性質が、場所選びにおいて決定的な影響を与えます。

 

 

特徴 内容 場所選びへの影響
形状 トロトロした液体

(硬化するとゴム弾性を持つ)

どんな複雑な凹凸、配管周りであっても、隙間なく流れ込み、継ぎ目のない一体化した膜を作れる。
重さ 非常に軽い

(建物への負荷がほぼゼロ)

築年数が古い建物や、耐震性を気にかけたい軽量鉄骨造の建物にも最適。
弱点 下地の水分の影響を受けやすい 水分を含んだコンクリートに直接塗ると、蒸気圧で防水層が風船のように膨れてしまう。

 

【プロの豆知識】「トップコート」と「防水層」は別物です

よくある勘違いとして、「ホームセンターで買ってきた防水塗料(トップコート)を塗れば雨漏りが直る」というものがあります。

 

しかし、私たちが施工するウレタン防水は、主剤と硬化剤を混ぜ合わせる「2成分形」と呼ばれるプロ専用の材料を使い、厚さ2〜3mmの分厚いゴム層を作ります。

 

一方、DIY用の塗料やトップコートはあくまで「表面保護」のための薄い膜であり、雨水を防ぐ能力はほとんどありません。

 

本記事で解説する「ウレタン防水」は、建物を長期的に守るための本格的な防水工事(防水層の形成)を指します。

 

 

 

他の防水工法との決定的な違い

「FRP防水」や「シート防水」も優秀な工法ですが、それぞれ得意分野が異なります。

 

以下の比較表を見ていただければ、なぜ「木造ベランダにはFRP」「複雑な屋上にはウレタン」と言われるのか、その理由が物理的な特性から理解できるはずです。

 

 

比較項目 ウレタン防水 FRP防水 シート防水
主な形状 液状(塗膜) 液状+ガラスマット

(強化プラスチック)

ゴムや塩ビのシート
硬さ・特徴 柔らかいゴム状

(下地の動きに追従する)

カチカチに硬い

(浴槽や船と同じ素材)

弾力のあるシート状

(均一な厚みが保証される)

得意な場所 複雑な形状の

屋上・ベランダ

木造住宅の

ベランダ

障害物のない

真四角で広い屋上

メリット 継ぎ目がない

安価

改修しやすい

非常に硬く丈夫

乾きが速い(1日で終わる)

品質が均一

短工期

デメリット 乾燥に日数がかかる

職人の腕で厚みが変わる

揺れに弱くひび割れやすい

臭いがキツい

複雑な形状は苦手

継ぎ目から剥がれやすい

【プロの結論:場所選びの鉄則】

 

  • 「複雑な形・障害物が多い」ならウレタン一択です。液体の特性で隙間を埋めます。
  • 「木造のベランダ」ならFRPが主流です。木造は揺れますが、FRPの強靭さで床を一体化させる必要があるためです。
  • 「学校の屋上のような真四角で広い場所」ならシート防水も有力候補に入ります。

 

 

ウレタン防水が「最適」な場所ベスト4とその理由【プロが解説】

 

ここからは、具体的に「どこにウレタン防水を使うべきか」を、重要度の高い場所から順に解説します。

 

なぜその場所に適しているのか、その理由を知ることで、業者からの見積もりが適正かどうかも判断できるようになります。

 

 

【場所①】RC(鉄筋コンクリート)造の「屋上・陸屋根」

ウレタン防水が最もその実力を発揮するのが、マンションやビルの「屋上(陸屋根)」です。

 

現在、ビル改修工事の約半数以上でウレタン防水が採用されています。

 

 

■ なぜ屋上に最適なのか?

屋上は一見平らに見えますが、実は非常に複雑です。

 

エアコンの室外機、貯水タンク、テレビアンテナの基礎、手すりの架台、脱気筒など、数多くの障害物が設置されています。

 

もしここにシート防水を採用しようとすると、障害物の周りをハサミで切り抜き、パッチワークのように貼り合わせる作業が必要になります。継ぎ目が増えれば増えるほど、そこから水が浸入するリスクは高まります。

 

一方、液状のウレタン防水なら、トロトロの樹脂が隙間なく流れ込んで硬化するため、どんなに複雑な足元周りでも「継ぎ目のない完全な防水膜」を形成できます。

 

これが、屋上でウレタン防水が選ばれる最大の理由です。

 

 

■ 【最重要】屋上で使うべき「工法」の選び方

ここが今回の記事で最も重要なポイントです。「屋上だからウレタン防水で」と決めるだけでは不十分です。

 

 

下地の状態に合わせて工法(密着工法か、通気緩衝工法か)を選ばないと、施工後すぐに防水層が風船のように膨らみ、破裂する事故が多発しています。

 

 

 

屋上の状態 推奨工法 選ぶ理由
重要

雨漏りしている

(または築年数が古い)

通気緩衝工法

(絶縁工法)

【膨れ防止】

コンクリート内部に含まれた水分が、太陽熱で蒸気になります。この蒸気を逃がす「通気層(通気シート)」を敷かないと、内圧で防水層が膨れ上がり、破裂してしまいます。

新築

(または完全に乾燥)

密着工法 下地が完全に乾燥している新築時などに用いられます。直接塗るため安価ですが、リフォーム(改修工事)ではリスクが高いためあまり推奨されません。

⚠️ 注意:雨漏りしている屋上や、築10年以上経過した屋上に対して、安いからといって「密着工法」を提案してくる業者は避けてください。コンクリート内部には必ず水分が含まれています。水は水蒸気になると体積が約1700倍にも膨れ上がります。この凄まじい圧力に耐えられる塗料は存在しません。

屋上改修では、必ず「通気緩衝工法(脱気筒を取り付けて蒸気を逃がす工法)」を選んでください。

 

 

【場所②】マンション・戸建ての「ベランダ・バルコニー」

次に施工頻度が高いのがベランダです。

 

しかし、ベランダならどこでも良いわけではなく、「床の素材」によって向き不向きがはっきり分かれます。

 

 

ウレタン防水が向いているベランダ

  • コンクリート床のベランダ(マンションに多い)
  • 形状がL字型など複雑なベランダ
  • 排水溝(ドレン)が特殊な形をしている場合

 

特にベランダで雨漏りが起きやすいのは「排水溝(ドレン)周り」と「サッシ(窓枠)の下」です。

 

ここは非常に狭く、シート防水やFRP防水では処理が難しい箇所です。

 

ウレタン防水なら、ハケを使って細部までゴムの膜を行き渡らせることができるため、最も確実な防水処理が可能です。

 

 

FRP防水の方が向いているベランダ

  • 木造住宅のベランダ(下地が合板)

 

木造住宅のベランダは、人が歩くと多少なりとも「たわみ」や「揺れ」が生じます。

また、木材の伸縮もあります。

 

新築時の木造ベランダには、一般的に強度の高い「FRP防水」が施工されています。

 

改修時も基本的にはFRPの再施工(トップコート塗り替え等)が推奨されますが、下地の劣化具合によっては、柔軟性のあるウレタン防水を重ね塗りする工法が採用されることもあります。

 

 

 

【場所③】開放廊下・外階段(長尺シートとの組み合わせ)

マンションの共用廊下や階段も、雨水が吹き込む重要な防水箇所です。

 

ここでは、全面をウレタンで塗るのではなく、「長尺塩ビシート」と「ウレタン防水」のハイブリッド使いがプロの常識となっています。

 

 

  • 人が歩く中央部分:デザイン性が高く、靴音を吸収し、滑りにくい「長尺塩ビシート(防滑シート)」を貼ります。
  • 端の溝(側溝・巾木):シートを貼ることができない狭いU字溝や、壁の立ち上がり部分は、「ウレタン防水」を流して仕上げます。

 

 

この組み合わせにより、「見た目の美しさ(高級感)」と「完璧な防水性」を両立できます。

 

また、ウレタン防水は歩行時の「コツコツ」という足音を吸収する効果もあるため、騒音対策としても優れています。

 

 

 

【場所④】手摺天端・笠木・庇(ひさし)

「えっ、ここも防水するの?」と驚かれるのが、手すりの上部分(天端:てんば)や、窓の上の小さな屋根(庇:ひさし)です。

 

見落としがちな雨漏り原因No.1

コンクリートの手すり壁は、空に向かって露出しているため、雨や紫外線を直接受けます。

 

経年劣化でここに微細なヒビ(ヘアクラック)が入ると、そこから雨水が壁内部に侵入し、下の階の天井やサッシ周りからの雨漏りを引き起こします。

 

 

多くの人はここを「外壁塗装のついでにペンキを塗る」だけで済ませてしまいますが、通常のペンキには防水性がほとんどなく、ひび割れを防ぐ力もありません。

 

弾力のある「ウレタン防水」でキャップをするように厚く覆うことで、ひび割れに追従し、建物を水の侵入から守ることができます。

 

 

【一覧表】ひと目でわかる!場所別「ウレタン防水」推奨度マップ

 

ここまで解説した内容を、視覚的に分かりやすい一覧表にまとめました。

 

ご自宅の修繕を検討している場所が「適しているかどうか」をチェックしてください。

 

 

場所 推奨度 理由・注意点
RC造の屋上 ★★★★★ 最適。 複雑な形状でも継ぎ目なし。

※必ず「通気緩衝工法」を選択すること。

マンションベランダ ★★★★★ 最適。 狭い場所や排水溝周りの処理が得意。

密着工法が一般的。

共用廊下の側溝 ★★★★★ 最適。 シートが貼れない狭い溝にはウレタン一択。

中央部は長尺シート推奨。

手摺天端(てんば) ★★★★☆ 塗装よりも防水性が高い。

外壁塗装とセットで行うのがおすすめ。

木造のベランダ ★★☆☆☆ 新築時はFRPが主流。

改修時のみ、FRPの上にウレタンを重ねることもある。

駐車場(車両走行) ★☆☆☆☆ 不向き。 タイヤの摩擦で切れてしまう。

※超高強度の特殊ウレタンであれば可能。

トタン屋根・瓦屋根 ☆☆☆☆☆ 不可。 屋根材には屋根用塗料を使用すべき。

ウレタン防水を塗る場所ではない。

 

ウレタン防水を採用する際のメリット・デメリット

 

「場所に合っている」と分かっても、工法自体のメリットとリスクを深く理解しておくことは重要です。ここを知ることで、長期的なメンテナンス計画(ライフサイクルコスト)が見えてきます。

 

 

 

メリット:なぜ選ばれるのか

 

① 継ぎ目のない「シームレス」な仕上がり

シート防水は、どうしてもシート同士の重なり部分(ラップ部)が弱点となり、経年劣化でそこから口を開けて水が入り込むことがあります。

 

ウレタン防水は化学反応で一体化するため、理論上、継ぎ目からの漏水リスクがゼロになります。

 

 

② どんな形状でも施工可能(改修工事に強い)

既存の屋上には、後付けされた配管や架台など、新築時にはなかった障害物が増えていることがよくあります。

 

ウレタン防水は液状なので、こうした変化にも柔軟に対応でき、リフォーム・改修工事において最強の適性を持ちます。

 

 

③ 「重ね塗り」で何度でも再生できる(ライフサイクルコストが安い)

これが最大の経済的メリットです。

 

例えばシート防水の場合、寿命が来たら既存のシートを全て剥がして廃棄し、下地処理をしてから貼り直すため、高額な費用と廃材処分費がかかります。

 

 

一方、ウレタン防水は、既存のウレタン防水層がしっかりしていれば、その上から新しいウレタン防水材を塗り重ねる「オーバーレイ工法」が可能です。

 

廃材が出ず、工期も短く済むため、2回目、3回目の工事費用を大幅に抑えることができます。

 

 

デメリット:注意すべき点

 

① 乾燥に時間がかかる(工期が長い)

液体が固まるのを待つ化学的な時間が必要です。

 

通常、プライマー(接着剤)→ウレタン1層目→2層目→トップコートと、最低でも4工程が必要で、それぞれ乾燥させなければなりません。

 

雨が降ると作業ができないため、梅雨時期などは工期が伸びる傾向があります。

 

 

② 職人の技術差がダイレクトに出る(膜厚管理の難しさ)

シート防水は誰が貼ってもシートの厚みは同じですが、ウレタン防水は職人がローラーや刷毛、コテなどを使用して厚みを作ります。

 

悪質な業者の場合、材料費をケチるために規定よりも薄く伸ばして塗ることがありますが、薄い防水層はすぐに破れます。

 

これを防ぐためには、「使用する材料の缶数(何缶使うか)を事前に確認する」「膜厚計で測定してもらう」「工程ごとの写真を提出させる」といった対策を行う信頼できる業者を選ぶ必要があります。

 

 

業者に依頼する前の「セルフチェックリスト」

 

失敗しない防水工事のためには、見積もりを取る前に現状を正しく把握することが大切です。

 

以下のチェックリストを使って、ご自宅の状況を確認してみてください。これだけで、業者に何を伝えればよいかが明確になります。

 

 

□ チェック①:今の床の素材は何か?

  • コンクリート・モルタル→ ウレタン防水が最も適しています。
  • FRP(硬いプラスチック・繊維が見える)→ 表面研磨をしてウレタン防水を重ねるか、FRP再施工のどちらかになります。
  • ゴムシート・塩ビシート→ シートの劣化が激しい場合は撤去が必要ですが、状態が良ければシートの上からウレタンを塗る特殊な工法も可能です。
  • 緑色の塗膜(以前もウレタン)→ 重ね塗りで安価に済む可能性が高いです。

□ チェック②:現在、雨漏りはしているか?

  • 雨漏りなし(予防保全)
    → 比較的安価な「密着工法」でも対応可能な場合があります。
  • 雨漏りあり(緊急対応)
    → 下地に大量の水分が含まれています。絶対に「通気緩衝工法」で見積もりを取ってください。ここでケチると100%再発します。

□ チェック③:歩行頻度・用途は?

  • 洗濯物を干す程度(たまに出る)
    → 標準仕様のウレタン防水で十分です。
  • 不特定多数が歩く・自転車を置く・テーブルを置く
    → 柔らかいウレタンは傷つきやすいため、保護層として「長尺シート」を上に貼るか、高強度のウレタン材料を指定する必要があります。

 

 

よくある質問(Q&A)

 

最後に、お客様から頻繁にいただく質問に対して、プロとしての本音でお答えします。

 

 

Q. ウレタン防水はDIYでも施工できますか?
A. ベランダのトップコート塗り替え程度なら可能ですが、本格的な防水は推奨しません。

プロが使う材料は、主剤と硬化剤を混ぜる「2成分形」ですが、これには厳密な撹拌(かくはん)技術が必要です。混ぜ方が甘いと永遠に固まらない「硬化不良」を起こし、ベタベタの床を全て剥がす大惨事になります。

また、均一な厚み(2mm〜3mm)をつけるコテさばきは、職人でも数年の修行が必要です。DIYでやるなら、防水層には触らず、表面の色を塗り替える程度に留めるのが賢明です。

 

Q. ウレタン防水の寿命(耐用年数)はどれくらいですか?
A. 一般的に10年〜12年と言われています。
ただし、これは「何もしなかった場合」です。5年〜6年目に、表面の保護塗料(トップコート)だけを塗り替えるメンテナンスを行えば、防水層本体(ゴムの部分)を紫外線から守ることができ、寿命を15年以上まで延ばすことも可能です。
防水工事は「やりっぱなし」ではなく、中間のメンテナンスでトータルコストが大きく変わります。

 

Q. 施工中は洗濯物を干せますか?エアコンは使えますか?
A. 洗濯物は干せません。エアコンは工夫次第で使えます。
工事期間中(4〜5日間)は、ホコリの付着や塗料の臭い移りを防ぐため、ベランダでの物干しはできません。
エアコンについては、室外機を「専用の架台」で宙に浮かせてその下を塗るため、基本的には使用可能なケースが多いですが、一時的に停止をお願いする場合もあります。事前の打ち合わせで必ず確認しましょう。

 

まとめ|場所に合わせて「工法」まで指定できれば失敗しない

 

ウレタン防水は、「屋上」「コンクリートベランダ」「複雑な形状の場所」にとって、最強の防水工法です。しかし、それは「正しい工法で施工された場合」に限ります。

 

今回の記事で最もお伝えしたかった結論は以下の3点です。

 

  1. 屋上や広い面積で、雨漏りリスクを完全に断ちたいなら、迷わず「通気緩衝工法(脱気筒あり)」を選ぶこと。
  2. ベランダや狭い場所、新築に近い状態なら、コストパフォーマンスの良い「密着工法」で十分効果がある。
  3. 廊下や階段など「見た目」と「歩きやすさ」が求められる場所は、「長尺シート」との併用がベストプラクティス。

 

 

この「場所」と「工法」の組み合わせさえ間違えなければ、ウレタン防水はあなたの建物を長期間にわたって、確実に雨水から守り続けてくれます。

 

もし現在、ご自宅の屋上やベランダが「雨漏りしているかもしれない」「ひび割れが気になる」「水はけが悪い」という状態であれば、まずは地元の専門業者に現地調査を依頼してみてください。

 

 

その際、業者に「ウレタン防水の通気緩衝工法はできますか?」と聞いてみてください。この質問に対して、即座にメリット・デメリットを説明してくれる業者であれば、信頼して任せることができるでしょう。

 

正しい知識を持って、後悔のない防水リフォームを実現させてください。

 

 

 

 

 

あなたの建物に最適なのは
「どの場所」の「どの工法」ですか?

記事で解説したように、特に屋上の工法選択を誤ると
施工後の「膨れ」や早期劣化の原因になります。
建物の状態や場所に合わせて、
「密着工法」か「通気緩衝工法」かを正確に見極める必要があります。

経験豊富なプロの診断士が現地を調査し、失敗しない最適な防水プランをご提案します。
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