※本記事は2026年1月6日に最新情報へ更新しています。

「マンションの顔」とも言える、エントランス上部や最上階に見られる斜めのタイル壁。
通称、「斜壁(しゃへき)」
重厚感があり、建物のデザイン性を高める重要な部位ですが、
実はオーナー様にとって「最も雨漏りリスクが高く、補修が難しい部位」であることをご存知でしょうか?
「何度シーリングを打ち替えても、数年でまた漏れてくる」
「外壁塗装のついでにクリヤー塗装をしたのに、雨漏りが止まらない」
「タイルが浮いてきて、落下しないか心配で眠れない」
もし、このようなお悩みをお持ちなら、それは施工不良ではありません。
「斜壁を、垂直な外壁と同じ感覚で直そうとしていること」
これこそが、根本的な間違いなのです。
実は、この「壁ではなく屋根である」という認識を持つことこそが、
セブンS防水を選ぶべき最大の理由です。
本記事では、数多くの斜壁雨漏りを解決してきた専門業者の視点から、
なぜ斜壁の雨漏りはこれほどまでに厄介なのか、その科学的なメカニズムを解説します。
そして、なぜ一般的な「撥水塗装」ではなく、
「セブンS防水」という特殊な工法だけが唯一の解決策となるのか、その理由を徹底解剖します。
これは単なる塗料の紹介ではありません。
大切な資産を守るための、大規模修繕のガイドブックです。
【目次】この記事でわかること
まず、敵を知ることから始めましょう。
なぜ垂直な壁ではなく、斜めの壁ばかりが漏れるのか。
そこには建築物理学的な「3つの宿命」があります。
斜壁は見た目こそ「タイル張りの壁」ですが、
雨の当たり方は「屋根」そのものです。
通常の垂直な外壁であれば、雨水は重力に従って急速に下に流れ落ちます。
壁面に水が留まる時間はごくわずかです。
しかし、斜壁は違います。
斜壁の上では、雨水の滞留時間が圧倒的に長くなります。
水がゆっくりと表面を移動するため、
わずかなピンホール(針の穴ほどの隙間)や目地のひび割れがあれば、
そこから毛細管現象によって水が内部へぐいぐいと吸い込まれていきます。
つまり、斜壁には「屋根と同レベルの防水性能」が必要なのです。
しかし、多くの建物では「外壁用の仕様(防水層のない構造)」で作られているのが実情です。

斜壁は空に向かって傾斜しているため、太陽光(紫外線・赤外線)をダイレクトに浴びます。
これが建物を破壊します。
真夏の直射日光を浴びたタイルの表面温度は、優に60℃〜70℃に達します。
一方で、夕立や夜間の冷却で温度は急激に下がります。
物質は温まると膨張し、冷えると収縮します。
これら3つの素材は、それぞれ熱による膨張率(伸び縮みのしやすさ)が異なります。
毎日毎日、膨張と収縮を繰り返すことで、素材同士の結合部に強烈なストレスがかかります。
その結果、目視では確認できないレベルの微細なひび割れ(マイクロクラック)が目地やタイル界面に無数に発生してしまうのです。
垂直な壁なら、タイルの重量は真下にかかります。
しかし斜壁の場合、タイルは常に「地面に向かって剥がれ落ちようとする力(引張力)」を受けています。
雨水が裏側に回り込み、接着モルタルを劣化させると、
ある日突然、タイルが塊で落下するリスクがあります。
これは単なる雨漏りだけでなく、
第三者賠償事故(人身事故)につながる危険な兆候です。
斜壁の雨漏り相談で最も多い失敗例がこれです。
「以前、塗装業者に勧められてクリヤー塗装(撥水材)を塗ったが、全く効果がなかった」
はっきり申し上げます。
雨漏りしている斜壁に、安易なクリヤー塗装(撥水)は「お金をドブに捨てる」行為です。
なぜか? それを理解するために、以下の比較表をご覧ください。
↓ 表は横にスクロールしてご覧ください
| 比較項目 | 一般的なクリヤー塗装 (撥水材) |
セブンS防水 (透明塗膜防水) |
|---|---|---|
| 役割のイメージ | ❌ 「傘」 (水を弾くが、穴があれば漏れる) |
⭕ 「ゴム合羽」 (全体を完全な膜で覆う) |
| 膜の厚み | 数ミクロン (非常に薄い) |
0.5mm 〜 1.0mm以上 (肉厚なゴム層を形成) |
| ひび割れへの対応 | ❌ 追従しない 下地が割れれば塗膜も割れる |
⭕ 追従する(伸びる) 下地が割れてもゴムが伸びて防ぐ |
| 防水性能 | 生活防水レベル(水弾き) | JIS規格の屋根防水レベル |
| 雨漏りへの効果 | 効果薄 (根本解決にならない) |
完全止水が可能 |
クリヤー塗装(撥水材)は、蓮の葉のように表面で水を弾く効果はあります。
しかし、塗膜自体が硬くて薄いため、建物の動き(熱収縮や地震)に耐えられません。
斜壁が熱で動いて目地がピシッと割れた瞬間、その上のクリヤー塗膜も一緒に割れます。
そこから水が入ります。
雨漏りを止めるために必要なのは、「水を弾く力」ではなく、
「ひび割れをまたいで塞ぎ続ける力(追従性)」なのです。

💡 クリヤー塗装と防水の違いについて
雨漏り対策における「塗装」と「防水」の決定的な違いについては、以下の記事で詳しく解説しています。
▶ 【関連記事】外壁タイルのクリヤー塗装は防水ではない!雨漏りを防ぐ正しいメンテナンス手順
なぜクリヤー塗装は防水にはならないのか?防水と塗装の違いを詳しく解説しています。
では、斜壁の雨漏りを根本から止めるにはどうすればいいのか。
その答えが、透明塗膜防水材「セブンS」です。
セブンSは、一言で表現すれば
「タイルの見た目をそのままに、建物全体を透明なゴムでパックする技術」です。
セブンSの主成分は「アクリルゴム系」の樹脂です。
本来、ビルの屋上(コンクリートむき出しの床)には、分厚いウレタン防水やシート防水を施します。
あの強力な防水性能を持った素材を、高度な技術で「透明」にしたものだと考えてください。
塗装材(ペンキ)の親戚ではなく、防水材(屋根材)の親戚なのです。
だから、水に対する防御力が桁違いです。
これが最大の特徴です。
セブンSの塗膜は、ゴムのように600%以上の伸長率を持っています。
もし、下地のコンクリートや目地が、地震や熱収縮で「ピキッ」とひび割れたとします。
通常の塗装なら一緒に割れてしまいますが、
セブンSの膜は「グニュッ」と伸びて、ひび割れの上で踏ん張ります。
まるで橋を架けるようにひび割れをカバーし続けるため、水は絶対に内部に入りません。
これこそが、過酷な温度変化にさらされる斜壁に必要な性能です。
セブンSは非常に強力な接着力を持っています。
タイル全体を強靭な樹脂膜で一体化させるため、万が一タイル裏面の接着が弱まっても、タイルがバラバラと落下するのを防ぐ「剥落防止効果」が期待できます。
(※著しい浮きがある場合は、エポキシ樹脂注入などの下地補修を併用します)
💡 セブンS防水についてさらに詳しく
セブンS防水については、以下の記事でも詳しく解説しています。
「セブンS防水は、普通のクリヤー塗装より高いのではないか?」
その通りです。
初期費用だけを見れば、セブンSの方が高額になります。
材料のグレードも、工程の手間も全く違うからです。
しかし、10年〜15年のスパン(ライフサイクルコスト)で見た時、どちらが得かは明白です。
結論:
斜壁に関しては、中途半端な工事は「安物買いの銭失い」になります。
最初に適正なコストをかけて「防水」をしておくことが、結果的に数百万円のコストカットにつながるのです。
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斜壁のメンテナンスは「防水選び」が寿命を決めます。無理な営業は一切いたしません。
まずは現状確認のみでもOKです。
セブンS防水は「魔法の材料」ですが、誰が塗っても同じになるわけではありません。
下地処理と膜厚管理が命です。
当社の施工フローをご紹介します。
ただ水をかけるだけではありません。
タイル表面の汚れはもちろん、目地から染み出た「エフロレッセンス(白いカルシウム成分)」を専用の酸性洗剤(薬品)で完全に除去します。
これを行わないと、防水層がすぐに剥がれてしまいます。
タイルの浮きや、目地の欠損を一つ一つ手作業で検査します。
この「下地作り」にどれだけ時間をかけるかで、寿命が決まります。
タイルは表面がツルツルしており、通常の塗料は密着しません。
セブンS専用の強力な浸透性プライマーを塗布し、タイルと防水材を化学的に結合させます。
ここで初めてセブンSの主材を塗ります。
重要なのは「規定量を使い切ること」です。
メーカーが定める「1平米あたりの塗布量」を厳守し、肉厚なゴム層を作ります。
薄く伸ばしてしまうと防水性能が出ません。
ローラーで目地の奥まで樹脂を押し込むように塗布します。
紫外線や酸性雨から防水層を守るための保護塗装を行い、美観を整えて完成です。
斜壁の雨漏りは、室内に出てくる前に「外観」でサインを出しています。
以下の項目に一つでも当てはまる場合は、すでに内部への浸水が始まっている可能性が高いです。
ひとつでも当てはまったら、内部劣化が進行している可能性があります。
斜壁タイルからの雨漏りは、一般的な垂直外壁の雨漏りとは「緊急度」も「難易度」も全く異なります。
見た目をきれいにするだけの塗装工事や、一時しのぎのコーキング補修では、過酷な斜壁の環境には太刀打ちできません。
大切な資産を守るために必要な条件は3つ。
このすべてを満たす「セブンS防水」こそが、斜壁雨漏りのファイナルアンサーです。
弊社では、斜壁の状態を正確に把握するための「無料現地調査」や、セブンSが施工可能かどうかを現地で確認を行っております。
「もう二度と雨漏りに悩みたくない」というオーナー様は、ぜひ一度ご相談ください。
その雨漏り、私たちが止めてみせます。
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