タイル防水セブンSを施工中
外壁のタイルに防水(雨漏り防止)ができる材料がセブンSと呼ばれる材料です。
セブンSとはセブンケミカルというメーカーが出している材料でタイル防水ではもっともメジャーな材料になります。
セブンSの特徴として仕上がりが透明なクリアー仕上げのためタイルの意匠性を損なうことなく仕上げることができます。
よく使用されるケースとして雨漏りの起きやすい建物のタイルやあまり修繕を行えない建物に多く使用されています。
伸縮性にも優れひび割れに対しても追従性がありますので軽微なひび割れにも対応ができます。
タイルに塗る材料としてあるのが撥水材やタイルクリヤー塗料が使用されますがこれらはタイルの目地を保護する役割があり目地の劣化を防ぐために使用されるので決して防水性があると言える材料ではありません。
水を侵入させないのが防水の目的であるので撥水材やタイルクリヤー塗料は防水ではなく塗装の分野になります。
セブンSは透明な仕上げになるのでタイル洗浄はしっかりと行わなくてはなりません。
タイル専用の薬品洗浄を使用して普通では落ちない汚れを落とします。
もちろん高圧洗浄とセットで行うことが望ましいです。
洗浄を行った後はタイル目地を十分に乾燥させてからそれぞれの工程に入ります。
タイル目地に水分が多く残っていると後々膨れたりする可能性があるので十分な乾燥が必要です。
セブンSには様々な工法がありますが一般的に多く行われているのがST工法と呼ばれる工法です。
セブンS見本板
ST工法は全部で5工程の作業工程があります。
1.シーラー塗布(1回〜2回)
2.セブンS(1回目)
3.セブンS(2回目)
4.セブンSトップ(1回目)
5.セブンSトップ(2回目)
1番目のシーラーは下地の状況により2回塗る場合があります。
2番目・3番目がとても重要でメーカーより定められた塗布量を塗布しなくてはなりません。
防水性を保たせる上でとても重要な工程となり、塗布量が少なければ数年で塗膜が薄くなってきてしまい防水機能が著しく低下するでしょう。
そして4番目・5番目は紫外線からの劣化を防ぐためにクリアーのトップコートを塗って保護します。
これらは全てローラーを使用して行われています。
吹き付けたり様々なパターンがありますが一般的にはローラーを使用して行われていることがほとんどです。
セブンSの価格に関しては行う工法により大きく異なりますが一般的な工法(ST工法)では5,000円〜6,800円が相場になります
*面積によって価格が大幅に変わることもあります。
セブンSは経験がない業者が行ってしまうと必要な膜厚の確保ができなっかたり仕上がりにムラが出てしまうなど容易に扱うことができる材料ではないため、多くの経験が必要となります。
もし外壁タイルに防水を行おうと考えている方は経験のある業者に依頼するようにしましょう。
正しく扱えることができればタイルからの雨漏りに悩まされている建物にはとても有効な手段といえるでしょう。
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