埼玉県所沢市を拠点に、西東京エリア全域で「10年後、20年後も誇れる住まい」をプロデュースしている幸成(こうせい)です。
先日、私たちが6年前に大規模修繕工事を施工させていただいた、埼玉県所沢市にあるワンオーナー様の投資用マンションへ「6年後アフター点検」にお伺いしてきました。
今回のブログは、単なる施工事例の紹介ではありません。
「なぜ、あの時あの提案が必要だったのか?」
「安さだけを追求した他社の見積もりと、何が違ったのか?」
その「答え」が、6年という歳月を経て建物の表面にハッキリと現れていました。その裏側にある技術と哲学をすべて公開します。

※ 6年前の全体写真
大規模修繕工事が終わった直後、建物が綺麗なのは当たり前です。
しかし、本当の意味でその工事が「成功」だったと言えるのは、数年が経過し、台風や猛暑、冬の凍結にさらされた後です。
今回お伺いした所沢市の物件。6年という月日は、一般的には少しずつ汚れが目立ち始め、場所によっては塗膜に異変が起きてもおかしくない時期です。しかし、現場に足を踏み入れた瞬間、確信しました。
「あの時の私たちの提案は、正しかった」
塗膜の健全性、タイルの防汚状態、そして防水層の維持。どれをとっても、6年前の情熱がそのまま形として残っていました。

※ ビフォー

※ ビフォー(全体的な黒ずみが目立ちます)

※ アフター(上記セットバックからの雨だれはセットバックに水が入らないように防水塗装を実施しているので、その縦ラインは汚れやすいです)

※ アフター(上記セットバックからの雨だれはセットバックに水が入らないように防水塗装を実施しているので、その縦ラインは汚れやすいです)
この物件には、新築設計時の意匠性を優先した結果として生じた、「構造的な雨漏りリスク」が隠れていました。工事着手前、オーナー様には包み隠さずこのリスクをお伝えしました。
通常のマンションの多くは、タイルが縦横に揃った「芋目地(いもめじ)」で、目地材もタイルの表面近くまで充填されています。しかし、この建物は違いました。

※ 上記のように目地のラインが通っているのが芋目地
馬目地(うまめじ): タイルがレンガのように互い違いに貼られている。
落とし目地: 目地材がタイルの表面より一段奥に引っ込んでいる。
この組み合わせは、立体感が出て非常に美しいのですが、防水の観点からは非常に厄介です。なぜなら、タイルの四方の側面(小口)がすべて露出しており、「壁面を流れる雨水をすべてのタイルが受け止めてしまう構造」だからです。
タイルの裏側には「ゲタ」と呼ばれる目地が噛む部分がありますが、ここへの浸水リスクが通常より数倍高い。これが、この建物の「持病」でした。

※ 馬目地:目地が互い違いになってるだけでも水を受けやすい上に、更に目地が落ちている(凹んでいる)事でそれぞれのタイルが水を受ける形になる
さらに、この「落とし目地」の状態でセットバック(斜壁)が存在していました。垂直の壁よりも直接的に雨を受けるため、放っておけばタイルの浮き、剥落、そして最上階への雨漏りは時間の問題だったのです。
私たちは、この弱点を克服するために「塗装するだけ」の工事だけでなく、タイルへの何かしらの対策を伝えるべきと思いました。投資用物件としての収益性を守りつつ、建物寿命を最大化する「戦略的修繕」を組み立てたのです。その工事の意味はオーナー様の収益だけでなく、そこに住まわれている居住者様の安全を守る役目をは果たしている事も忘れてはいけません。
どれほど高価な塗料を塗っても、下地が腐っていれば意味がありません。
タイル貼替・浮き補修: 打診棒で一枚一枚チェックし、浮いている箇所にはエポキシ樹脂を注入。
爆裂・欠損補修: 鉄筋の錆をケレン(除去)し、防錆処理を施した上でポリマーセメントで成形。
これが「建物の骨組み」を守る、目に見えない部分への最も重要な工程です。
外壁塗装には、下塗りに「鎖骨ローラー(多孔質ローラー)」による厚付け仕様を採用しました。
鎖骨ローラーとは?
網目状の特殊なローラーで、塗料を厚く盛り付けることができます。これにより、将来的に建物が動いて微細なクラック(ひび割れ)が発生しても、厚い塗膜が追従して破断を防ぎます。
遮熱シリコン塗装:
上塗りには耐久性と遮熱性に優れたシリコン系塗料を使用。6年経っても色あせが少なく、塗膜もしっかりと生きていました。
すべての場所を最高ランクにすればコストが跳ね上がります。私たちは「リスクに応じたメリハリ」を提案しました。
屋上: ウレタン密着メッシュ補強(10年保証)。真下が住居であるため、一切の妥協を排した鉄壁の仕様です。
バルコニー: ウレタン塗膜防水。庇があり雨がかりが少ないため、コストを考慮しつつ必要十分なランクを選択。
小庇(こびさし): ここがポイントです。 当初は塗装仕様でしたが、雨水が溜まりやすい場所であるため、現場判断で防水仕様へとアップグレードしました。
今回の点検で最も驚くべき結果が出ていたのがタイル面です。
まずは専用の薬品で、蓄積したエフロ(白華現象)や汚れを徹底洗浄。
「洗浄するだけで汚れにくくなるの?」という疑問に対し、私たちは「汚れが吸着する足場をなくすことが重要」と解説しています。
高圧洗浄だけ提案されているケースも見受けられますが、薬品洗浄とは意味もレベルも違います。
薬品洗浄後、全面に「給水防止材」を塗布しました。
撥水材(表面で水を弾くもの)とは異なり、タイルの内部に浸透して防水層を作ります。
成分が残らない: 10年後の再施工時に古い膜を剥がす必要がなく、コストを抑えられます。
劣化を遅らせる: コンクリート内部への水浸入を防ぐため、中性化を防止します。
最も危険なセットバック部分には、目地を平らに埋めた上で、タイル専用の透明防水塗料『セブンS』を施工しました。 「全面セブンS」は高額すぎて現実的ではありません。だからこそ、「ここだけは絶対に譲れない」という範囲を特定して提案するのが、真のプロの仕事です。
相見積もりになった際、私たちの提案は他社より高くなることがあります。
それは、他の塗装屋さんが「タイルへの知識がない」か、あるいは「面倒なタイル補修に触れたくない」から、その工程を最初から抜いているからです。
「安く見せて受注する」のは簡単です。
しかし、その結果、数年後にタイルが剥がれ落ちたり、雨漏りが再発したりしては、オーナー様の大切な資産価値は暴落してしまいます。
「工事はその瞬間はどこが施工しても綺麗。本当の価値は5年後に出る」
今回の所沢の物件が、まさにその言葉を証明してくれました。6年経っても汚れが少なく、健全な状態を保っているのは、あの時に「逃げずに」提案し、オーナー様がそれを信頼してくださった結果です。
私たちは、東京都西東京市を中心に、一都三県エリアの皆様に寄り添った修繕を提供しています。
埼玉県: 所沢市、狭山市、入間市、新座市、三芳町、ふじみ野市、川越市
東京都: 西東京市、東久留米市、清瀬市、小平市、東村山市、武蔵野市、三鷹市、立川市、調布市、杉並区、練馬区、板橋区、小金井市
大規模修繕工事 / 外壁塗装 / 防水工事 / 防水塗装/ セブンS / タイル薬品洗浄 / 給水防止剤 / ウレタン防水 / 遮熱塗装 / 下塗り鎖骨ローラー仕上げ /雨漏り /雨漏り調査 /止水工事 /導水工事 /漏水工事 /湧き水止め /シーリング /タイル剥落予防 /モルタル浮き補修 /爆裂欠損補修 / マンションメンテナンス / 資産価値向上
投資用マンションにおいて、大規模修繕は「出費」ではなく「投資」です。
中身のない、ただ見た目を整えるだけの工事に数百万円、数千万円を投じるのは、あまりにも勿体ない。
私たちは、建物ごとの個性を読み解き、どこに予算をかけ、どこを節約すべきか。それを「技術屋としての拘り」を持ってご提案します。
「自分のマンションは大丈夫かな?」
「他社の見積もりをもらったけど、タイルのことは何も書いていない……」
そんな不安をお持ちのオーナー様。まずは幸成の「建物健康診断」を受けてみませんか?6年後、10年後に「この会社に頼んでよかった」と思える未来を、一緒につくりましょう。
【次の一歩として】
お客様の建物の状態を一緒に確認する為にも、まずはお気軽に、現地調査のご相談をお待ちしております。
| 工事箇所 | 6年前の施工内容 | 6年後の状態 | 採用の理由・意味 |
| タイル壁面 | 薬品洗浄+給水防止剤 | 汚れの固着がほぼ無し | 内部からの吸水ブロックによる長期美観維持 |
| セットバック | 目地埋め+セブンS | 雨漏りなし、極めて健全 | 透明防水膜による浸水経路の完全遮断 |
| 塗装壁面 | 鎖骨ローラー厚付け下地 | 破断・クラックなし | 建物可動に追従するクッション層の形成 |
| 屋上・小庇 | ウレタン防水(メッシュ有) | 膨れ・剥がれなし | 居住空間を守るための最高ランク防水 |
埼玉県所沢市や西東京、武蔵野市や三鷹市などの大規模修繕なら、技術から逃げない「幸成」へお気軽にお問合せ下さいませ。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
1987年6月設立:創業38年の歴史
株式会社 幸成【西東京:外壁塗装・防水工事・大規模修繕工事】専門店
〒202-0023 東京都西東京市新町5丁目9-15
【フリーダイヤル】0120-966-128
【TEL】 042-238-9159
【FAX】 042-238-9158
【メールアドレス】 メールでのお問合せはこちらをクリック
(画像添付の容量が大きい場合には、こちらをクリックもしくはメールアドレスのコピーが便利です)
info@nm-kosei.com をコピーでお願い致します。
【お問合せフォーム】 https://nm-kosei.com/contact>
株式会社幸成【西東京:外壁塗装・防水工事】 https://nm-kosei.jp/ブログだけでなく、豆知識になる塗装工事や防水工事に纏わるコラムや、インスタによる高画質写真を頻繁に投稿しております。
お客様との信頼関係を重視し、施工において誠実さを持ち寄り、常に初心の気持ちで日々施工に取り組んでおります。 株式会社幸成の経営理念である、
『感謝の気持ちを大切に』を常に守り続けています。
株式会社幸成は1987年設立:創業から38年以上の実績がある、マンション・ビル・アパート・倉庫や工場などの外壁塗装工事・防水工事・大規模修繕工事の直営専門工事店です。
当ホームページより、マンション・ビル・倉庫や工場の所有者様、アパートオーナー様や不動産管理会社様、管理組合様より数多くのお問い合わせを頂いております。
【外壁塗装・防水工事・大規模修繕工事】でお悩みのお客様は是非お気軽にお問い合わせくださいませ。
雨漏り調査と、雨漏りを止めてきた工事実績は30000件超え。
1987年設立:創業38年の豊富な実績を元に、歴史ある経験を背景に、高品質なサービスを提供しています。
西東京市を中心に、武蔵野市や三鷹市、東京、東京郊外、埼玉、神奈川、千葉、一都三県を中心に活動しております。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
防水工事や大規模修繕工事でご信頼いただいている東京の幸成のブログでは工事の技術もご確認いただけます
東京を中心に首都圏エリアで防水工事や外壁塗装、修繕工事をご提供する幸成のブログでは日々の活動のご報告をはじめ、イベントへの出展情報、工事プロセスのご紹介、最新情報のご案内などをいたしております。
大規模修繕工事で実際に遭遇した事案の修繕の技法やノウハウのご紹介、どのように問題解決を行ったかなども詳しくご紹介しておりますので、任せて安心と評判の当社の技術の判断材料にしていただければ幸いです。
幸成のブログでは、業務拡大に伴うスタッフ募集の求人情報などもご案内しております。当社の優れた防水工事技術にご興味を持たれた方、東京で大規模マンションやビルの工事に携わってみたい方もお気軽にお問い合わせください。信頼と実績ある幸成で高い技術を身に着け、経験を積む事ができます。