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KOSEIのブログ

2016年 07月 13日

横浜市で外壁塗装工事が始まりました!

横浜市外壁塗装

 

横浜市で外壁塗装工事がスタートしました。

 

外壁塗装にアステックペイントの塗料を使用しての工事になります。

 

屋根は遮熱機能のあるスーパーシャネツサーモFでフッ素を使用した高耐久塗料になります。

 

外壁塗装は水性塗料で超低汚染リファイン1000Si-IRという汚れに最も強くさらに遮熱機能が標準で付いています。その他の付帯しているものはフッ素で塗装をします。

 

既存の外壁は汚れや苔が出やすいため超低汚染リファインをご提案致しました。

 

屋根は一般住宅によくあるスレートではなく折半の金属屋根のため暑さ対策で遮熱塗料のご提案を致しました。

 

金属屋根は熱を通しやすくスレートよりも暑くなりやすいので遮熱塗料を使用することを勧めています。

 

外壁塗装は高圧洗浄で汚れをしっかりと落として下塗り・中塗り・上塗りと3回塗りとなります。

 

外壁塗装工事は天気との勝負なので毎日天気予報を見ながら進めています。

 

品質を保つためにも朝晴れているからといって午後に雨が降る予定であれば中止することもあります。

 

天気があまり良くないようなので工事が中々進まなくなってしまいますが、高品質でお渡しできるように無茶はしません。

 

横浜市で外壁塗装工事をお考えの方はマンション問わず戸建て住宅も行っておりますのでお気軽にお問い合わせください。

 

また現地調査・お見積もりは無料で行っております。

 


 

ブログをご覧いただき誠にありがとうございます。

 

株式会社幸成は創業から30年以上の実績があるマンション・ビルなどの大規模修繕工事・防水工事の専門店です。

 

当ホームページよりマンション・ビルオーナー様や不動産管理会社様、管理組合様より数多くのお問い合わせを頂いております。

 

大規模修繕工事や防水工事でお悩みの方はお気軽にお問い合わせください。

 

 

 

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2016年 07月 13日

屋根塗装の遮熱塗料の効果

最近、屋根塗装を行う際に遮熱塗料を使った工事が増えております。

 

実際のところ遮熱塗料はどのくらいの効果があるのですかというご質問をよくいただきます。

 

まず遮熱塗料とは太陽光に含まれる近赤外線の光線を反射して熱を外に逃がす塗料です。

 

熱を外へ逃がすことにより表面温度の上昇を抑えることができますので結果的に中に熱がこもりにくくなります。

 

一般の塗料にも言えることですが濃い色ほど熱吸収率が高くなり、表面温度や室内温度は上昇しやすくなります。

 

 

しかし、明るい色ほど日射反射率が高くなり熱吸収率も低く熱がこもりにくくなります。

 

遮熱塗料では出来るだけ明るい色を選ぶと遮熱の効果をより発揮できると言えます。

 

各色の日射反射率

 

・白色・・・90%

 

・その他淡色(明るい色)・・・60%〜80%

 

・濃色(暗い色)・・・30%〜50%

 

では実際に遮熱塗料を塗ることでどのくらいの効果が得られるかというと表面温度で10℃〜20℃の削減、室内温度は2℃〜3℃くらいの削減が期待できます。

 

特に屋根裏では10℃近く削減されるので屋根裏部屋があるところでは遮熱塗料の効果をより実感できるでしょう。

 

但し、建物の構造や断熱性能によっては効果が実感しにくい場合もあります。

 

表面温度を抑えることで部材や塗膜の劣化を抑制することができますので一般の塗料と比べてとても効果的な塗料とも言えます。

 

各塗料メーカーも遮熱塗料製品を出していますのでメーカーごとで色の種類や効果など様々です。

 

遮熱塗料は省エネ効果や節電にもなりますので一度取り入れてみることをお勧めいたします。

 


 

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2016年 07月 12日

マンション大規模修繕工事の「適正時期」とは?先延ばしリスクと見極めの劣化サイン

※本記事は2026年1月22日に最新情報へ更新しています。

 

マンション大規模修繕工事の「適正時期」とは?先延ばしリスクと見極めの劣化サイン

 

マンションの大規模修繕工事は、「いつ行うか」によって結果が大きく変わります。

 

適正な時期に実施できれば、建物の劣化を最小限に抑え、費用や工事内容も合理的に進めることができます。

 

しかし、築年数だけを基準に判断してしまうと、必要以上の工事や修繕の遅れを招くこともあります。

 

本記事では、マンション大規模修繕工事の適正な時期を見極めるための考え方を、具体的な判断材料とともに分かりやすく解説します。

目次[開閉]
  • 1. マンション大規模修繕工事の「適正な時期」とは
    • なぜ適正な時期を見極める必要があるのか
    • 修繕時期が早すぎる場合・遅すぎる場合の問題点
  • 2. マンション大規模修繕工事の一般的な周期と目安
    • 築年数から考える大規模修繕の適正時期
    • 国のガイドラインや一般的な修繕周期の考え方
  • 3. 適正な修繕時期を判断するための劣化サイン
    • 外壁・タイル・屋根に現れる代表的な劣化症状
    • 防水層・設備関係に見られる修繕のサイン
  • 4. 大規模修繕工事を先延ばしにした場合のリスク
    • 修繕費用が想定以上に高額になる理由
    • マンションの資産価値・入居率への影響
  • 5. 適正な時期に大規模修繕を行うための準備と進め方
    • 建物調査・診断を行う重要性
    • 管理組合・オーナーが事前にやるべきこと
  • 6. よくある質問(Q&A)
  • 7. まとめ

 

 

1. マンション大規模修繕工事の「適正な時期」とは

 

マンションの大規模修繕工事を検討する際、多くの管理組合やオーナーが最初に悩むのが 「今が本当に修繕を行うべき適正な時期なのか」という点です。

 

築年数を基準に考えるべきなのか、それとも外壁や防水の劣化状況を優先すべきなのか、判断に迷い、計画が先送りになってしまうケースも少なくありません。

 

大規模修繕工事は、単なる建物のメンテナンスではなく、マンションの安全性・居住環境・資産価値を長期的に維持するための重要な工事です。

 

実施時期を誤ると、無駄な工事費用が発生したり、逆に劣化を放置したことで修繕規模が大きくなり、想定以上のコストがかかってしまうこともあります。

 

この見出しでは、「マンション大規模修繕工事における適正な時期」とは何を基準に考えるべきなのかを整理し、なぜ時期の見極めが重要なのか、そして判断を誤った場合にどのような問題が起こるのかを分かりやすく解説していきます。

 

 

なぜ適正な時期を見極める必要があるのか

 

マンションの大規模修繕工事において、適正な時期を見極めることが重要とされる理由は、「工事の質」と「コスト」の両方に大きな影響を与えるからです。

 

適切なタイミングで修繕を行えば、劣化を最小限に抑えた状態で必要な工事だけを実施でき、結果として無駄のない修繕計画につながります。

 

一方で、時期を明確に意識せずに修繕を行うと、「まだ問題のない部分まで工事をしてしまう」「本来は軽微な補修で済んだはずの箇所が、大規模な補修に発展する」といった事態が起こりやすくなります。

 

これは、マンション全体の修繕積立金の使い方にも影響し、将来の修繕計画に無理が生じる原因にもなります。

 

また、適正な時期を見極めることは、住民の合意形成を進めるうえでも重要です。

 

「なぜ今修繕が必要なのか」を合理的に説明できる状態であれば、修繕に対する理解が得られやすくなり、総会での合意形成もスムーズに進みやすくなります。

 

つまり、適正時期の判断は、工事そのものだけでなく、マンション運営全体に関わる重要な要素なのです。

 

 

修繕時期が早すぎる場合・遅すぎる場合の問題点

 

大規模修繕工事は、「早めにやれば安心」「後回しにすれば節約になる」と単純に考えられるものではありません。

 

まず、修繕時期が早すぎる場合、まだ十分に機能している防水層や塗装を撤去・更新することになり、結果として不要な工事費用が発生します。

修繕積立金の消耗が早まり、次回以降の修繕計画に余裕がなくなるケースも少なくありません。

 

反対に、修繕時期が遅すぎる場合は、建物の劣化が進行し、修繕内容そのものが重くなります。

 

外壁のひび割れやタイルの浮きを放置すれば、雨水の浸入や剥落事故につながる恐れがあり、防水の劣化を放置すれば、内部構造にまで影響が及ぶ可能性もあります。

この段階になると、部分補修では対応できず、工事範囲が拡大し、結果として修繕費用は大きく膨らみます。

修繕時期 主な問題点 結果
早すぎる場合 まだ使える部分も更新してしまう 積立金の無駄な消耗
遅すぎる場合 劣化が内部構造に及び、範囲が拡大 修繕費用の高騰・事故リスク

つまり、大規模修繕工事において重要なのは「早いか遅いか」ではなく、「建物の状態に合った適正なタイミングかどうか」です。

 

この判断を誤らないためには、築年数だけに頼らず、建物の劣化状況を正しく把握することが不可欠となります。

 

 

2. マンション大規模修繕工事の一般的な周期と目安

 

マンションの大規模修繕工事について調べていると、 「12〜15年周期」「おおよそ15年ごと」といった表現を目にすることが多いのではないでしょうか。

 

これらの情報は、修繕計画を考えるうえでの一つの目安にはなりますが、必ずしもすべてのマンションに当てはまる“正解の時期”ではありません。

 

大規模修繕の周期は、建物の構造や仕様、過去の施工内容、立地環境などによって大きく左右されます。

そのため、数字だけを鵜呑みにして計画を立ててしまうと、「本当はまだ必要なかった」「逆に、もっと早く対応すべきだった」という判断ミスにつながることもあります。

 

この見出しでは、マンション大規模修繕工事の一般的な周期や考え方の基本を整理しながら、築年数やガイドラインをどのように捉えるべきかを分かりやすく解説していきます。

 

 

築年数から考える大規模修繕の適正時期

 

マンション大規模修繕工事の目安として、まず参考にされるのが「築年数」です。

 

多くのマンションでは、築12〜15年程度で外壁塗装や防水工事を中心とした1回目の大規模修繕が行われるケースが一般的とされています。

これは、新築時の防水や塗装の耐用年数が、この時期に重なりやすいためです。

 

ただし、築年数はあくまで「目安」であり、「築15年だから必ず修繕が必要」「築10年だからまだ不要」と一概に判断できるものではありません。

 

実際には、新築時の施工品質が高いマンションや、日当たり・風通しの良い立地では、劣化の進行が緩やかなこともあります。

一方で、海に近いエリアや交通量の多い立地では、築年数が浅くても劣化が早く進むこともあります。

 

また、2回目・3回目の大規模修繕になると、単純な築年数の足し算では判断できなくなります。

前回の修繕内容や使用した材料によって、次の修繕時期は大きく変わるため、築年数だけに頼らず、必ず建物の現状を踏まえて考えることが重要です。

 

 

国のガイドラインや一般的な修繕周期の考え方

 

マンションの大規模修繕工事を考える際、国土交通省が示している長期修繕計画ガイドラインを参考にする管理組合も多くあります。

このガイドラインでは、おおむね12〜15年程度の周期で大規模修繕を想定する考え方が示されており、長期修繕計画を立てるうえでの基準として活用されています。

 

ただし、ガイドラインはあくまで「標準的なモデル」であり、すべてのマンションにそのまま当てはめるものではありません。

 

ガイドラインどおりの周期で修繕を行おうとすると、実際の劣化状況と工事内容が合わず、過剰な工事や不足した工事になってしまう可能性もあります。

 

重要なのは、ガイドラインや一般的な周期を「判断材料の一つ」として捉えつつ、実際の建物の状態を確認したうえで修繕時期を調整することです。

ガイドラインは計画を立てるための“地図”にはなりますが、最終的な判断は現地調査や専門家の診断を踏まえて行う必要がある、という点を理解しておくことが大切です。

 

 

3. 適正な修繕時期を判断するための劣化サイン

 

マンション大規模修繕工事の適正な時期を考えるうえで、築年数や修繕周期と並んで重要なのが、実際に建物に現れている劣化サインです。

 

どれだけ築年数が浅くても、劣化が進んでいれば修繕は必要ですし、逆に築年数が経過していても状態が良好であれば、時期を調整できる場合もあります。

 

つまり、大規模修繕工事のタイミングを見極めるためには、「数字」だけでなく「目で見て分かる変化」「機能面の低下」に目を向けることが欠かせません。

 

しかし、劣化は少しずつ進行するため、「まだ大丈夫そう」「すぐに困らない」と判断してしまい、結果として対応が遅れるケースも多く見られます。

 

この見出しでは、マンションの大規模修繕工事を検討すべき代表的な劣化サインについて、外壁や防水、設備といった視点から分かりやすく整理していきます。

 

 

【図解】ここを見れば分かる!マンション劣化チェックポイント

 

 

外壁・タイル・屋根に現れる代表的な劣化症状

 

マンションの外壁やタイル、屋根は、日常生活の中でも比較的目に入りやすい部分であり、劣化サインを確認しやすい箇所です。

【チェックすべき主な症状】

  • 外壁の細かなひび割れ(クラック)
  • 塗装の色あせ、防水性の低下
  • タイルの浮き・剥がれ

外壁に細かなひび割れが増えてきたり、塗装が色あせて防水性が低下している状態は、大規模修繕を検討する一つの目安になります。

 

特に注意が必要なのが、タイルの浮きや剥がれです。

 

表面上は小さな不具合に見えても、内部では下地が劣化しているケースも多く、放置するとタイルの落下事故につながる危険性があります。

安全面のリスクが発生する前に、修繕時期を検討することが重要です。

 

また、屋根部分についても、塗膜の劣化や防水性能の低下が進行すると、雨水の浸入や構造部への影響が懸念されます。

 

これらの症状が複数見られる場合は、部分的な補修ではなく、大規模修繕工事として全体的な対応を検討すべき段階に入っている可能性が高いと言えます。

 

 

防水層・設備関係に見られる修繕のサイン

 

外壁と並んで、大規模修繕工事の適正時期を判断するうえで重要なのが、防水層や設備関係の劣化です。

【防水・設備の要注意サイン】

  • 防水層の膨れ、ひび割れ、剥がれ
  • 給排水管の赤水発生
  • 鉄部等の腐食、設備の不具合

屋上やバルコニーの防水層に膨れやひび割れ、剥がれが見られる場合、防水性能が低下している可能性が高く、雨漏りが発生する前の対応が求められます。

 

防水の劣化は、表面だけでは分かりにくいことも多く、「実際に雨漏りが起きてから気付いた」というケースも少なくありません。

一度内部に水が回ると、コンクリートや鉄筋の劣化を招き、修繕規模が大きくなってしまいます。

 

さらに、給排水管や鉄部などの設備関係も、劣化が進行すると生活への影響が直接現れます。

 

赤水の発生や腐食の進行、共用部設備の不具合が増えてきた場合は、建物全体として修繕時期を迎えているサインと捉えるべきです。

これらを総合的に判断することで、マンションにとって適正な大規模修繕工事のタイミングが見えてきます。

 

 

4. 大規模修繕工事を先延ばしにした場合のリスク

 

マンションの大規模修繕工事は、費用や住民調整の負担が大きいことから、「もう少し様子を見よう」「次回に回そう」と判断されることも少なくありません。

 

しかし、修繕の先延ばしは一時的に負担を軽くするように見えて、長期的にはより大きなリスクを抱え込む原因になることがあります。

 

建物の劣化は、目に見えない部分で静かに進行します。

問題が顕在化したときには、すでに部分補修では対応できない状態になっており、結果として想定以上の工事費用や工期が必要になるケースもあります。

 

この見出しでは、大規模修繕工事を先延ばしにした場合に起こりやすい具体的なリスクについて、費用面とマンション全体への影響という観点から整理していきます。

 

 

修繕費用が想定以上に高額になる理由

 

大規模修繕工事を適正な時期よりも遅らせると、修繕費用が膨らみやすくなります。

本来であれば、塗装や防水の更新といった比較的軽微な工事で済んだはずの箇所が、劣化の進行によって下地補修や構造部の補強まで必要になることがあるためです。

 

例えば、外壁のひび割れを放置すると、そこから雨水が浸入し、コンクリート内部や鉄筋の腐食につながります。

 

この段階になると、表面の補修だけでは対応できず、斫り工事や断面修復といった大掛かりな工事が必要になり、費用も工期も増大します。

 

また、劣化が進んだ状態では想定外の追加工事が発生しやすく、当初の予算計画が崩れてしまうケースも少なくありません。

 

結果として、修繕積立金だけでは足りず、一時金の徴収や借入が必要になるなど、管理組合やオーナーにとって大きな負担となる可能性があります。

 

 

【図解】修繕時期の先延ばしとコスト増大のリスク

 

 

マンションの資産価値・入居率への影響

 

大規模修繕工事を先延ばしにした影響は、費用面だけにとどまりません。

 

外観の劣化や共用部の老朽化が進むと、マンション全体の印象が悪くなり、資産価値の低下につながります。

特に賃貸マンションの場合、見た目の古さは入居希望者の判断に大きな影響を与えます。

 

ひび割れや汚れが目立つ外壁、劣化した共用部は、「管理が行き届いていないマンション」という印象を与えやすく、空室リスクが高まる要因になります。

また、修繕が行われていないことでトラブルが増えると、既存の入居者の満足度低下や退去につながる可能性もあります。

 

さらに、安全面の問題が顕在化した場合、管理責任が問われるリスクも無視できません。

 

タイルの剥落や設備不良による事故が発生すれば、マンションの信頼性そのものが損なわれます。

 

このような事態を避けるためにも、大規模修繕工事は「先延ばしするもの」ではなく、「適正な時期に計画的に行うもの」として捉えることが重要です。

 

 

5. 適正な時期に大規模修繕を行うための準備と進め方

 

マンションの大規模修繕工事を適正な時期に実施するためには、「いつやるか」を判断するだけでなく、その時期にスムーズに工事へ進める準備が欠かせません。

適正なタイミングが見えていても、事前準備が不十分なままでは計画が遅れ、結果として修繕時期を逃してしまうケースも多くあります。

 

大規模修繕は、建物の状態確認から始まり、管理組合内での検討、住民への説明、業者選定など、多くの工程を経て進められます。

これらを後回しにせず、段階的に準備を進めることで、無理のないスケジュールと納得感のある修繕工事につながります。

 

この見出しでは、適正な時期に大規模修繕工事を行うために、管理組合やオーナーが事前に押さえておくべき準備と進め方について解説していきます。

 

 

【図解】大規模修繕工事の準備~実施までのフローチャート

 

 

建物調査・診断を行う重要性

 

大規模修繕工事の時期を判断するうえで、最も重要な準備の一つが建物調査・診断です。

外壁や防水、設備の劣化状況を正確に把握せずに修繕計画を立ててしまうと、必要な工事が抜け落ちたり、逆に過剰な工事内容になってしまう恐れがあります。

 

建物調査では、目視だけでなく打診調査や専門機器を用いた確認を行うことで、表面からは分かりにくい劣化状況も把握することができます。

こうした診断結果をもとに修繕内容を整理することで、「今やるべき工事」と「次回に回せる工事」を切り分けることが可能になります。

 

また、調査結果は住民への説明や合意形成を進める際の重要な資料にもなります。

感覚的な判断ではなく、客観的な根拠を示すことで、「なぜ今この工事が必要なのか」を明確に説明でき、修繕計画への理解を得やすくなります。

 

 

【図解】受けなきゃ損!「無料建物診断」のメリット(Before/After)

 

 

管理組合・オーナーが事前にやるべきこと

 

適正な時期に大規模修繕工事を行うためには、管理組合やオーナーが早い段階から主体的に動くことが重要です。

【事前の準備ポイント】

  • 修繕積立金の状況確認
  • 長期修繕計画の見直し・資金計画の作成
  • 住民への早期情報共有

修繕積立金の状況確認や長期修繕計画の見直しを行い、現実的な資金計画を立てておくことで、急な判断を迫られる状況を避けることができます。

また、住民への情報共有も欠かせません。

劣化状況や修繕の必要性を早めに伝えておくことで、「突然工事の話が出た」という印象を与えず、合意形成をスムーズに進めることができます。

 

さらに、業者選定を急がないことも重要なポイントです。

時間的な余裕があれば、複数の提案を比較検討でき、建物に合った工事内容や適正な費用感を見極めやすくなります。

 

このように、事前準備を丁寧に進めることが、適正な時期に、納得感のある大規模修繕工事を実現するための鍵となります。

 

 

6. よくある質問(Q&A)

 

Q. マンションの大規模修繕工事は築何年で行うのが適正ですか?
一般的には、築12〜15年程度が大規模修繕工事の目安とされることが多いですが、必ずしも築年数だけで判断できるものではありません。新築時の施工品質や使用されている材料、立地環境によって劣化の進み方は大きく異なります。築年数はあくまで参考とし、外壁や防水、設備の劣化状況を調査したうえで、建物の状態に合った適正な時期を見極めることが重要です。

 

 

Q. 劣化がそれほど目立たなくても大規模修繕は必要ですか?
目に見える劣化が少なくても、大規模修繕工事が必要な場合はあります。外壁や防水の劣化は、表面では分かりにくく、内部で進行しているケースも少なくありません。特に防水層や下地部分は、雨漏りなどのトラブルが発生してからでは対応が遅くなることがあります。定期的な建物調査を行い、見えない部分も含めて状態を把握したうえで、修繕の必要性を判断することが大切です。

 

 

Q. 大規模修繕工事を少し先延ばしにしても問題ありませんか?
短期間の調整であれば問題ないケースもありますが、安易な先延ばしはリスクを伴います。劣化が進行すると、本来は軽微な補修で済んだ工事が大掛かりになり、修繕費用が想定以上に高額になることがあります。また、外観の劣化や安全面の問題が資産価値や入居率に影響を及ぼす可能性もあります。先延ばしを検討する場合でも、必ず建物調査を行い、現状を把握したうえで判断することが重要です。

 

 

7. まとめ

 

マンションの大規模修繕工事において、適正な時期を見極めることは、建物の安全性や資産価値を守るうえで欠かせない重要な判断です。

 

一般的には築12〜15年程度が目安とされることが多いものの、築年数だけで修繕時期を決めてしまうと、早すぎる工事による無駄なコストや、遅すぎる対応による修繕費の高騰といった問題を招く可能性があります。

 

適正な時期を判断するためには、修繕周期やガイドラインを参考にしつつ、実際の建物に現れている劣化サインを正しく把握することが重要です。

外壁やタイルのひび割れ、防水層の劣化、設備関係の不具合などは、大規模修繕を検討すべき代表的なサインといえます。

 

また、修繕を先延ばしにすると、工事内容が重くなり、費用や工期が膨らむだけでなく、資産価値や入居率にも悪影響を及ぼします。

 

適正な時期に修繕を行うためには、早めの建物調査と計画的な準備が欠かせません。

築年数だけに頼らず、建物の状態を基準に判断することが、後悔しない大規模修繕につながります。

 

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2016年 04月 19日

外壁のひび割れ、放置は危険?原因・種類別の補修方法から費用相場まで【写真で徹底解説】

※本記事は2026年1月8日に最新情報へ更新しています。

 

外壁のひび割れ、放置は危険?原因・種類別の補修方法から費用相場まで【写真で徹底解説】

 

「外壁にひびが入っているけれど、これってすぐに直さないといけないの?」

「小さなひび割れだから、まだ様子を見ても大丈夫だろう」

 

ふと自宅の外壁を見上げたとき、ひび割れ(クラック)を見つけて不安になったことはありませんか?

 

実は、外壁のひび割れは建物が発している「SOSのサイン」です。

 

「たかがひび割れ」と放置してしまうと、雨水が建物内部に侵入し、構造体の腐食、シロアリの発生、断熱材のカビなど、目に見えない場所で深刻な劣化が進行します。

 

その結果、気づいたときには手遅れになり、本来なら数万円で済んだ補修が数百万円規模の大規模修繕になってしまうケースも決して少なくありません。

 

この記事では、外壁塗装・修繕のプロフェッショナルな視点から、ひび割れに関する疑問をすべて解決します。

 

  • 【原因】 なぜひび割れは起こるのか?(再発を防ぐための根本理解)
  • 【診断】 写真で見る「危険度レベル別」ひび割れ図鑑
  • 【実例】 実際の工事写真で見る「正しい補修手順」
  • 【リスク】 放置した場合の「5年後の末路」
  • 【判断】 DIYで直せる境界線と、業者選びの基準

 

この記事を読み終える頃には、「今すぐ工事が必要なのか」「まだ様子を見ていいのか」をご自身で正しく判断できるようになります。

 

大切な建物を守るために、ぜひ最後までお読みください。

 

目次

  1. 外壁のひび割れはなぜ起こるのか?【原因を知らないと再発する】
  2. 【図解】ひび割れの種類と危険度レベル判定
  3. 【写真で解説】プロが行う正しい補修工法(フィラー・Uカット)
  4. 補修後すぐ塗装してはいけない?【下地補修の落とし穴】
  5. 外壁のひび割れを放置するとどうなる?【5年後の現実】
  6. DIY補修はどこまで可能? プロに任せるべき判断基準
  7. 費用相場と失敗しない業者の選び方
  8. よくある質問(FAQ)
  9. まとめ|外壁のひび割れ補修は「早期判断」がすべて

 

1.外壁のひび割れはなぜ起こるのか?【原因を知らないと再発する】

 

外壁のひび割れは、単なる「古くなったから」という経年劣化だけで片付けられるものではありません。

 

実際の現場では、物理的な要因や環境的な要因が複雑に絡み合って発生しています。

 

重要なのは、「原因を理解せずに表面だけを埋めても、必ず同じ場所に再発する」という点です。

 

補修を行う前に、まずは「なぜ割れたのか」を知ることが、長持ちするメンテナンスの第一歩です。

 

1. 乾燥収縮(かんそうしゅうしゅく)

 

モルタルやコンクリート外壁で最も多い原因です。

 

これらの材料は、水とセメントと砂を混ぜて作られます。

 

施工時には水分を含んでいますが、時間が経ち硬化して水分が蒸発する過程で、体積がわずかに収縮(縮む)します。

 

このとき、壁全体がギュッと縮もうとする力が発生し、その引張力に耐え切れなくなった部分に亀裂が入ります。

 

「ピキッ」と表面が割れる現象です。

 

特に新築から1〜3年以内に発生しやすい傾向があります。

 

2. 挙動追従(きょどうついじゅう)による揺れ

 

建物は常に動いています。

 

  • 地震・強風: 大きな揺れによる瞬間的な負荷
  • 交通振動: 道路や線路沿いの大型車通過による微細な振動
  • 構造的な動き: 木造住宅の場合、湿度による木材の伸縮

 

建物が揺れた際、硬い外壁材がその動きについていけず(追従できず)、力が集中する部分にひび割れが生じます。

 

特に、窓やドアなどの開口部の四隅は、建物の歪みの力が最もかかりやすい場所であり、斜めにひびが入るのが特徴です。

 

これを「開口部クラック」と呼び、構造的な問題が関わっているケースが多くなります。

 

3. 温度変化による膨張・収縮(熱クラック)

 

すべての物質は、熱くなると膨張し、冷えると収縮します。

 

外壁は過酷な環境に晒されています。

 

夏場の直射日光で表面温度は60℃以上になり、冬の夜には氷点下になります。

 

この「昼は膨張し、夜は収縮する」という繰り返しにより、素材が疲労してクラックが発生します。

 

これを「熱クラック」と呼びます。

 

特に、サイディングボードの継ぎ目(シーリング)が切れる原因の多くは、このボード自体の伸縮によるものです。

 

4. 凍害(とうがい)

 

寒冷地や湿気の多い地域で起こる現象ですが、関東以南でも条件によっては発生します。

 

外壁の微細な隙間に入り込んだ雨水や湿気が、夜間の冷え込みで凍結して膨張します(水は氷になると体積が約1.1倍になります)。

 

この膨張圧は凄まじく、外壁を内側から破壊し、ひび割れだけでなく表面の剥がれ(ポップアウト現象)を引き起こします。

 

一度凍害が始まると、そこからさらに水が入り、急速に劣化が進むため注意が必要です。

 

2.【図解】ひび割れの種類と危険度レベル判定

 

ひび割れといっても、緊急性のないものから、今すぐ対処が必要なものまで様々です。

 

プロは見た目だけでなく、「幅・深さ・発生場所」の3点を総合的に見て危険度を判定します。

 

まずは、ご自宅のひび割れが「ヘアクラック」なのか「構造クラック」なのか、下の画像で比較してみてください。

 

これが最初の判断基準になります。

 

ひび割れ幅の比較図解。ヘアクラック(幅0.3mm未満・髪の毛ほどの細さ)と構造クラック(幅0.3mm以上・名刺が入る隙間)の危険度の違い

図解:名刺やテレホンカードが入るかどうかが大きな判断基準となります。

 

続いて、以下の表を参考に、ご自宅のひび割れがどの危険度レベルか確認してください。

 

▼ 外壁ひび割れ 危険度判定表

 

危険度 名称 特徴・目安 緊急性
レベル1 ヘアクラック 幅0.3mm未満。

髪の毛ほどの細さ。

深さは表面塗膜のみの場合が多い。

低

経過観察

レベル2 乾燥クラック モルタルの水分蒸発によるもの。

幅は狭いが、数が広範囲に多い。

中

塗替え時期のサイン

レベル3 縁切れクラック 目地の継ぎ目(コーキング)の劣化。

ゴムが痩せて隙間ができている。

中〜高

早めの打ち替えが必要

レベル4 構造クラック 幅0.3mm以上、深さが5mm以上。

建物の歪みが原因。

貫通している可能性が高い。

高(危険)

早急な補修が必要

 

① ヘアクラック(幅0.3mm未満)は本当に問題ない?

 

一般的に「0.3mm未満なら様子見で良い」と言われますが、これには誤解があります。

 

プロの見解:

「今すぐ家が倒れるわけではないが、防水切れの初期サインであることは間違いない」

 

ヘアクラックは、主に表面の塗装膜(塗膜)が経年劣化で硬くなり、弾力性を失って割れている状態です。

 

この段階では構造体(柱やコンクリート内部)まで水は届いていないことが多いですが、外壁の防水機能は低下しています。

 

放置すれば傷口は確実に広がり、次の「構造クラック」へと進化します。

 

【セルフチェックの方法】

 

  • 霧吹きなどで水をかけてみてください。ひび割れ部分が水を吸い込んで黒くなる(濡れ色になる)場合は、防水膜が切れています。そろそろ塗り替えの検討時期です。

 

② 構造クラック(幅0.3mm以上)がなぜ危険なのか

 

名刺がスッと入るような幅(0.3mm以上)のひび割れは、「構造クラック(貫通クラック)」と呼ばれます。

 

これは、表面だけでなく外壁材を貫通して裏側の防水シートや構造体にまで達している可能性が極めて高い状態です。

 

構造クラックを放置すると、内部でどのような恐ろしい事態が進行するのか、以下の図解をご覧ください。

 

コンクリートの爆裂(ばくれつ)メカニズム図解。1.雨水侵入、2.鉄筋腐食・膨張、3.コンクリート爆裂の3段階で外壁内部の劣化が進む様子

図解:雨水が鉄筋を錆びさせ、コンクリートを破壊する「負の連鎖」

 

【負の連鎖メカニズム】

 

  1. 雨水の侵入:ひび割れから水が壁内に入る。
  2. 中性化と腐食:水と空気が入り込むことで、コンクリートの中性化が進み、内部の鉄筋が錆び始める。
  3. 爆裂(ばくれつ):鉄筋は錆びると体積が2倍以上に膨張します。この強大な圧力でコンクリートを内側から押し出し、壁を破壊(破裂)させます。
  4. 強度の低下:建物を支える強度が著しく低下します。

 

特に、ひび割れの周辺に「錆汁(茶色のシミ)」や「エフロレッセンス(白い粉)」が出ている場合は、すでに内部で水が回り、成分が溶け出している証拠です。

 

一刻も早い処置が必要です。

 

3.【写真で解説】プロが行う正しい補修工法(フィラー・Uカット)

 

ここからは、実際の現場写真を使って具体的な補修手順を見ていきましょう。

 

プロの仕事は、単にコーキングで穴を埋めるだけではありません。

 

ひび割れの状況に合わせて、最適な材料と工法を使い分けます。

 

1. フィラー刷り込み工法(対象:0.3mm未満のヘアクラック)

 

「ヘアクラック」と呼ばれる軽微なひび割れに対して行う工法です。

 

塗装前の下地調整として行われることが一般的です。

 

image

【解説】

 

使用するのは、微弾性フィラーやカチオンフィラーと呼ばれる下地調整材です。

 

この材料は、セメントと樹脂を混ぜたようなもので、「細かい隙間に入り込む浸透力」と「乾燥後の適度な柔軟性」を併せ持っています。

 

写真のように、硬い刷毛(ハケ)を使ってひび割れに対して擦り込むように塗布します。

 

単に表面をなぞるだけでは、内部まで材料が入りません。

 

「埋める」というより「押し込む」イメージで作業することで、塗装後のひび割れ再発を防ぎます。

 

2. Uカットシーリング工法(対象:0.3mm以上の構造クラック)

 

幅が広いひび割れ(構造クラック)に対しては、フィラー刷り込みでは不十分です。

 

あえて「溝を掘って傷口を広げる」この工法が、建築業界で最も信頼されている標準的な補修方法です。

 

工程①:サンダーカット(溝掘り)

 

まず、ディスクサンダーという電動工具を使い、ひび割れに沿って壁をカットしていきます。

image

 

工程②:カット完了後の状態

 

カットした後は、このようなU字(またはV字)の溝になります。

 

一見すると「壁を壊している」ように見えるかもしれませんが、これが重要な下準備です。

 

Uカット完了後の外壁の状態

 

工程③:シーリング材の充填

 

溝の中を清掃し、プライマー(接着剤)を塗布した後、シーリング材をたっぷりと充填します。

 

溝にシーリング材を充填している様子

 

【解説】

 

なぜカットするのか?

 

そのままシーリングを塗っても、ひび割れが狭すぎて奥まで材料が届かないからです。

 

溝を広げることで、十分な量のシーリング材を充填でき、接着面積も確保できます。

 

この厚みのあるシーリング材が「ゴム状の緩衝材(クッション)」となり、建物が再び動いた際に衝撃を吸収してくれるのです。

 

工程④:均し(ならし)・仕上げ

 

充填したシーリング材をヘラで均一にならして完了です。

 

シーリング材をヘラで均している様子

 

【その後の工程:模様合わせ】

 

補修直後は、補修跡がツルッとしていて目立ちます(いわゆるミミズ腫れのような状態)。

 

美観を損なわないよう、塗装前に既存の外壁と同じ模様(パターン)を吹き付けたりローラーで作成し、その上から全体を塗装して仕上げます。

 

ここまでやって初めて「プロの補修」と言えます。

 

外壁補修の正しい工法「Uカット」と失敗例の比較図解。溝を広げて奥までシーリングを充填することで内部に空洞を作らず長持ちさせる仕組み

図解まとめ:溝を広げることで「接着面積」と「材料の厚み」を確保し、再発を防ぎます。

 

4.補修後すぐ塗装してはいけない?【下地補修の落とし穴】

 

外壁塗装において最も重要なのは、上塗りの塗料選びではなく、見えなくなる「下地補修」の精度です。

 

そして、ここで多くの手抜き工事(あるいは知識不足による施工不良)が発生しています。

 

その代表例が「乾燥不足」です。

 

補修材(シーリングやモルタル)には、メーカーが定めた適切な乾燥期間(オープンタイム・養生期間)があります。

 

工期を短縮したいからといって、補修した当日にすぐ塗装をしてしまうと、以下のような致命的なトラブルが発生します。

 

  • 膨れ(フクレ): 内部に残った水分や溶剤が蒸発しようとして、上に塗った塗膜を風船のように押し上げる。
  • タック(ベタつき): シーリング材の硬化不良により、塗料と化学反応を起こして表面がいつまでもベタベタする。
  • ブリード現象: 補修材に含まれる可塑剤(かそざい)という成分が塗料に移行し、補修した跡が黒く変色して浮き出てくる。

 

優良業者の鉄則:

 

「補修 → 十分な乾燥(1日〜数日) → 確認 → 塗装」

 

下地補修と塗装の間には、必ず乾燥期間が必要です。

 

見積もりを取る際は、「補修してから塗装まで、どれくらい乾燥時間を置きますか?」と質問してみるのも、業者の質を見極める良い方法です。

 

5.外壁のひび割れを放置するとどうなる?【5年後の現実】

 

「今はまだ大丈夫」と思って放置した場合、建物内部では静かに、しかし確実に崩壊が進んでいきます。

 

ここでは、放置期間ごとの劣化シミュレーションをご紹介します。

 

ステージ1:雨水の侵入と断熱材の劣化(放置 1年〜)

 

ひび割れから雨水が壁の内側へ侵入します。

 

この段階では室内に雨漏りは発生しません。

 

水は壁の中の防水シートを伝って下に落ちるか、断熱材(グラスウール等)に吸い込まれます。

 

断熱材は水を吸うとペシャンコに潰れ、断熱性能を失います。

 

「最近、冷暖房の効きが悪い」「部屋がかび臭い」と感じたら、壁の中でカビが大繁殖している可能性があります。

 

カビの胞子は健康被害(アレルギーや喘息)の原因にもなります。

 

ステージ2:木部の腐食とシロアリ(放置 3年〜)

 

湿気を帯びた木材は、腐朽菌(木を腐らせる菌)の温床です。

 

さらに恐ろしいのがシロアリです。

 

シロアリは湿った木材が大好物です。

 

床下からだけでなく、外壁のひび割れから侵入した雨水を頼りに、壁の中の柱や土台を食い荒らします。

 

ここまで進行すると、外壁塗装だけでは直りません。

 

外壁を剥がして柱を入れ替える、シロアリ駆除を行うなど、数百万円規模の改修工事が必要になります。

 

ステージ3:構造体の劣化と雨漏り(放置 5年〜)

 

ついに室内クロスに雨染みが現れます。

 

しかし、室内に水が出てきた頃には、壁の中はすでにボロボロです。

 

鉄骨造やRC造の場合、第1章で解説した「爆裂」が起こり、コンクリート片が落下して通行人に当たる事故のリスクも生じます。

 

建物の資産価値は激減し、売却しようとしても「瑕疵(欠陥)あり」として価格が大幅に下がってしまいます。

 

結論:

 

初期のひび割れ補修なら数万円〜十数万円で済みます。

 

「早期発見・早期治療」が、トータルコストを最も安く抑える唯一の方法です。

 

6.DIY補修はどこまで可能? プロに任せるべき判断基準

 

ホームセンターには「外壁補修キット」が売られていますが、DIYには大きなリスクが伴います。

 

安易な自己判断は、かえって状況を悪化させることがあります。

 

絶対にやってはいけないNG行動:「シリコン」の罠

 

もしDIYをするとしても、これだけは絶対に避けてください。

 

「お風呂場やキッチン用のシリコンシーリング(シリコーン系)」を使うことです。

 

  • 理由: シリコンシーリングは油分を含んでおり、水を弾く力が強力すぎます。その上から塗装しようとしても、塗料が一切乗らず、弾いてしまいます。

 

将来的にプロに塗装を依頼した際、DIYで塗ったシリコンを全て撤去する「シリコン撤去作業費」や「逆プライマー処理費」が追加でかかり、かえって高くついてしまいます。

 

外壁には必ず「変成シリコン」か「ウレタン(ノンブリードタイプ)」を使用してください。

 

DIY vs プロ 判定フローチャート

 

判断に迷ったときは、以下のチャートに従って行動を決めてください。

 

安全面と品質面から、少しでも不安がある場合はプロへの相談を推奨します。

 

DIY vs プロ 判定フローチャート

Q1. ひび割れの幅は「名刺(約0.3mm)」が入りますか?

        Yes (入る)         →         即プロに相談(構造クラック)
        No (入らない)         →         Q2へ進む

Q2. ひび割れの場所は「手の届く高さ」ですか?

        No (2階など)         →         プロに依頼(高所作業は危険)
        Yes (1階)         →         Q3へ進む

Q3. 同じ場所に「何度も再発」していますか?

        Yes         →         プロに診断依頼(根本原因の特定が必要)
        No         →         DIY補修可能(フィラー等を使用)

※ DIYはあくまで応急処置です。不安な場合は無料点検を活用しましょう。

 

プロに任せるべき危険サインリスト

 

⚠️ ひとつでも当てはまったら要注意

  •       ❌ ひび割れの幅が0.3mm以上ある(名刺が入る)
  •       ❌ 2階部分など、脚立が必要な高さにある
  •       ❌ 窓の周り(四隅)からひび割れが伸びている
  •       ❌ ひび割れ周辺にサビ汁や白い粉が出ている

 

7.費用相場と失敗しない業者の選び方

 

最後に、気になる費用感と業者選びのポイントを解説します。

 

ひび割れ補修の費用相場(目安)

 

工事内容別の単価目安

  •             フィラー刷り込み(軽度)       1m 800円〜
  •             Uカットシーリング(重度)       1m 1,500円〜2,500円
  •             目地コーキング打ち替え       1m 900円〜1,200円
  •             (必須)足場架設費用       15万〜25万円

※ ひび割れが全体に及んでいる場合や高所作業が必要な場合は、補修だけでなく「全体塗装」を行った方が、足場代の無駄がなく経済的です。一般的に築10年を超えている場合は、塗装の時期と重なるためセットで行うのが基本です。

 

信頼できる業者の見分け方「3つの質問」

 

外壁診断や見積もりを依頼した際、以下の質問をしてみてください。

 

その回答で業者の質が分かります。

 

  1. 「このひび割れの原因は何ですか?」❌「劣化ですね」⭕「窓周りの加重による揺れが原因の可能性が高いです」→ 原因を特定しようとする姿勢があるか確認しましょう。
  2. 「構造クラックはどのように補修しますか?」❌「コーキングで埋めておきます」⭕「Uカットを行って、奥までシールを充填します」→ 手間のかかるUカット工法を提案できるかどうかが分かれ道です。
  3. 「補修後、何日空けてから塗装しますか?」❌「乾いたらすぐ塗ります(当日など)」⭕「シーリングの乾燥に数日は必要です」→ 乾燥時間を遵守する業者は信頼できます。

 

よくある質問(FAQ)

 

Q1. 外壁のひび割れ補修だけでも依頼できますか?

 

A. はい、補修のみの依頼も可能です。

 

ただし、足場が必要な高所作業になる場合、補修費(数万円)に対して足場代(15〜20万円)がかかるため、割高になります。

 

そのため、築10年以上経過しているなら、足場を有効活用するために全体塗装とセットで行うのが最もコストパフォーマンスが良い方法です。

 

Q2. 補修した跡は目立ちますか?

 

A. 補修のみの場合、多少目立ちます。

 

補修材と既存の外壁では色や質感が異なるため、「ミミズ腫れ」のような跡が残ることがあります。

 

美観を回復させたい場合は、補修後に「パターン合わせ(既存の壁の模様を再現する作業)」を行い、その上から壁一面を塗装する必要があります。

 

Q3. 新築なのにひび割れが見つかりました。施工ミスですか?

 

A. 必ずしもミスとは限りません。

 

モルタル外壁の場合、乾燥収縮により新築後1〜2年でヘアクラックが入ることは物理的に避けられない現象であり、珍しくありません。

 

ただし、幅が広い(0.5mm以上)場合や、基礎部分にまでひびが入っている場合は、地盤沈下や構造的な欠陥の可能性があります。

 

速やかに施工会社(建築会社、ハウスメーカー)のアフターサービスに連絡し、点検を受けてください。

 

保証期間内であれば無償補修の対象になる可能性があります。

 

まとめ|外壁のひび割れ補修は「早期判断」がすべて

 

外壁のひび割れについて徹底解説してきました。

 

要点を整理します。

 

  • 0.3mm未満(ヘアクラック): 経過観察だが、数が多い・水を吸う場合は塗り替えのサイン。
  • 0.3mm以上(構造クラック): 危険信号。 内部腐食が進む前に、Uカット工法などで根本治療が必要。
  • DIYのリスク: お風呂用シリコンは絶対NG。高所作業は避ける。
  • 放置のリスク: 雨漏り、シロアリ、構造劣化へ直結し、将来の出費が激増する。

 

ひび割れは、人間で言えば「虫歯」のようなものです。

 

自然治癒することは絶対にありません。

 

放置すればするほど痛み(劣化)は増し、治療費(修繕費)も高くなります。

 

もし、建物の外壁に気になるひび割れを見つけたら、まずは写真を撮り、名刺などを当てて幅を測ってみてください。

 

そして判断に迷ったときは、自己判断せずに専門家の無料診断を受けることが、大切な建物を守る最も確実な方法です。

 

 

 

 

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1987年設立、創業38年。

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2016年 04月 14日

伸びる塗料で防水塗装【アステックペイント EC-5000PCM】

image

 

こんにちわ。

 

今日は伸びる塗料をご紹介します。

現在の外壁塗装市場ではシリコン塗料が一番普及されているのはご存知でしょうか?

シリコン塗料のメリットは価格帯が手頃、耐久性も良いとデメリットのあまり少ない塗料と言えます。

ではひび割れに対してはどうか、雨漏りに関してはどうかとなるとまた別問題になってきます。

下塗り塗料に微弾性フィラーというものを使用することが多いのですがこれは軽微なひび割れに対してある程度追従してくれる機能が備わっています。

(多少の伸縮性がある)

 

しかしこれに耐えられないほどのひび割れが起きてしまった場合はどうでしょうか。

 

上塗り塗料も一緒にひび割れてしまいます。

 

ひび割れが起きてそこに水が入るようであれば今度は雨漏りが起きてしまいますね。

 

そこでこのアステックペイントのEC-5000PCMという伸びる塗料を使うことでそれらを解消します。

防水を目的とする外壁塗装ではこのような塗料を使用します。

ただ塗るだけの提案はどこの会社にもできますが私たちは防水工事を主に扱っていますので防水を意識した外壁塗装の提案ができます。

 

防水塗料の紹介【アステックペイント EC-5000PCM】

 

 


 

ブログをご覧いただき誠にありがとうございます。

 

株式会社幸成は創業から30年以上の実績があるマンション・ビルなどの大規模修繕工事・防水工事の専門店です。

 

当ホームページよりマンション・ビルオーナー様や不動産管理会社様、管理組合様より数多くのお問い合わせを頂いております。

 

大規模修繕工事や防水工事でお悩みの方はお気軽にお問い合わせください。

 

 

 

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