※本記事は2025年12月22日に最新情報へ更新しています。

ウレタン防水工事を検討していると、「トップコートはどれを選べばいいのか」「種類によって何が違うのか」と悩まれる方は非常に多くいらっしゃいます。
トップコートは見た目を整えるだけでなく、ウレタン防水層そのものを守る重要な役割を担っています。適切な種類を選ばなければ、防水層の劣化を早めてしまう原因にもなりかねません。
この記事では、ウレタン防水に使用されるトップコートの種類について、耐久年数・特徴・費用・選び方のポイントまで、専門業者の視点で分かりやすく解説します。
マンション・アパート・ビルのオーナー様、管理会社様はぜひ参考にしてください。
目次
ウレタン防水のトップコートとは、防水層の一番表面に塗布する保護材のことです。
ウレタン防水は柔軟性が高く、複雑な形状にも施工しやすい優れた防水工法ですが、その反面、紫外線や雨風に弱いという性質があります。
トップコートを塗ることで、
・紫外線から防水層を守る
・雨や汚れの付着を防ぐ
・表面の劣化やひび割れを抑制する
といった効果が得られ、防水層の寿命を大きく伸ばすことができます。
逆に、トップコートが劣化したまま放置すると、防水層までダメージが進行し、雨漏りや大規模な改修工事につながる恐れがあります。
※ウレタン防水について詳しく知りたい方は、
こちらの記事も参考にしてください
| 種類 | 耐用年数 | 費用相場 (1㎡あたり) |
特徴・おすすめ |
|---|---|---|---|
| アクリル系 | 5~8年 | 1,000円 ~1,500円 |
【コスト重視】 初期費用が最も安い。 数年で塗り替える計画の方に。 |
| シリコン系 | 8~10年 | 1,500円 ~2,000円 |
【バランス重視】 価格と耐久性のバランスが良い。 迷ったらコレがおすすめ。 |
| フッ素系 | 10~12年 | 2,000円 ~3,000円 |
【耐久性重視】 一度塗れば長く持つ。 メンテナンスの手間を減らしたい方に。 |
| 遮熱系 | 8~10年 | 1,800円 ~2,500円 |
【機能性重視】 太陽光を反射し熱を抑える。 暑さ対策や省エネ効果を期待する方に。 |
※費用は単独工事の目安です。
防水工事とセットの場合は割安になります。
ウレタン防水のトップコートには、主にアクリル系・シリコン系・フッ素系・遮熱系の4種類があります。それぞれに特徴があり、建物の状況や予算によって適した選択が異なります。
アクリル系トップコートは、最も一般的でコストを抑えやすいタイプです。
施工しやすく、価格も比較的安価なため、短期間でのメンテナンスを前提とした建物によく採用されます。
ただし、耐久性は他の種類と比べるとやや低く、おおよそ5年前後での塗り替えが必要になります。
「まずは費用を抑えたい」「近い将来に大規模修繕を予定している」といったケースには向いていますが、長期的な維持管理を考える場合は注意が必要です。
✅ メリット
❌ デメリット
シリコン系トップコートは、価格と耐久性のバランスが取れたタイプです。
耐候性・防汚性に優れており、7〜8年程度の耐久性が期待できます。
アクリル系よりも長持ちし、フッ素系ほど高額ではないため、マンションやアパートの防水工事では最も選ばれることが多いトップコートです。
「コストと耐久性のバランスを重視したい」という方に適した選択肢と言えるでしょう。
✅ メリット
❌ デメリット
フッ素系トップコートは、トップコートの中で最も耐久性が高い種類です。
紫外線や雨風への耐性が非常に高く、10年以上の耐久性を期待できるケースもあります。
その分、材料費・施工費は高めになりますが、塗り替え回数を減らせるため、長期的に見るとメンテナンスコストを抑えられるというメリットがあります。
大規模マンションやビルなど、長期間安定した防水性能を維持したい建物に向いています。
✅ メリット
❌ デメリット
遮熱系トップコートは、太陽光を反射する性能を持ったトップコートです。
通常のトップコートが防水層を紫外線から守る役割を担うのに対し、遮熱系は屋上やベランダの表面温度上昇を抑える効果があります。
夏場に直射日光を受けやすい屋上では、表面温度が高くなりやすく、防水層の劣化が早まる原因になります。
遮熱系トップコートを使用することで、防水層への熱ダメージを軽減し、劣化スピードを抑えられる点が特徴です。
耐久性はシリコン系と同程度で、8〜10年程度が目安となります。
費用は一般的なトップコートよりやや高めですが、暑さ対策と防水層保護を同時に行いたい場合には有効な選択肢です。
特に、日当たりの良い屋上や最上階の室内環境が気になる建物に向いています。
✅ メリット
❌ デメリット
※環境により変動します。バーの長さは目安です。
トップコート選びで重要なのは、「高いものを選べば安心」という考え方ではなく、建物の状況と将来計画に合っているかどうかです。
例えば、
数年以内に大規模修繕を予定している → アクリル系
コストと耐久性のバランスを重視 → シリコン系
長期的な維持管理を重視 → フッ素系
屋上の暑さ対策や、防水層の熱劣化を抑えたい → 遮熱系
といったように、目的によって最適な選択は変わります。
また、屋上・バルコニー・共用廊下など、施工箇所によっても適したトップコートは異なるため、専門業者による現地診断が欠かせません。
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トップコート選びの前に、ウレタン防水自体のメリット・デメリットもご覧いただくと、
より最適な選択がしやすくなります
※環境や種類により変動します。定期的な点検が重要です。
| 経過年数 | 工事直後~4年目 | ★ 5年~8年目 (種類による) ここがベスト!
|
10年目以降~ |
|---|---|---|---|
| トップコートの 状態 |
✨ 健全 ツヤがあり水を弾く |
⚠️ 劣化開始 色あせ、白い粉(チョーキング)、細かいヒビ |
機能喪失 剥がれ、下地露出、カビ・コケ |
| 防水層本体の 状態 |
保護されている 紫外線・熱から守られている状態 |
保護力が低下 まだ無事だが、ダメージを受けやすくなる |
劣化が進行 直接ダメージを受け、寿命が縮まる。雨漏りリスク増。 |
| 推奨アクション | 定期的な点検 (ドレン清掃など) |
【トップコート塗り替え】 防水層を守るための最安メンテナンス |
【防水工事(再施工)】 高額な全体修繕が必要になる時期 |
※スマホでは横にスクロールしてご覧ください。
トップコートは永久に持つものではなく、定期的な塗り替えが必要です。
次のような症状が見られた場合は、塗り替えを検討するサインです。
・表面の色あせ
・細かなひび割れ
・表面が粉を吹いたようになる(チョーキング)
・防水層が見え始めている
これらを放置すると、防水層そのものが劣化し、補修費用が高額になる可能性があります。
早めのトップコート塗り替えが、結果的にコスト削減につながることも多いです。
| 緊急度 | 見られる症状 | 必要なアクション |
|---|---|---|
| レベル1 ★ |
・表面のツヤがなくなった ・薄く汚れがついている |
【様子見OK】 次回の塗り替え計画を立て始めましょう。 |
| レベル2 ★★ |
・チョーキング(白い粉) ・細かいひび割れ ・カビや藻の発生 |
【塗り替え推奨】 トップコートの寿命です。 早めに塗り替えることで防水層を守れます。 |
| レベル3 ★★★ |
・防水層の破れ・剥がれ ・下地が見えている ・雨漏りしている |
【即相談が必要】 トップコートでは直せません。 早急に専門業者へ診断を依頼してください。 |
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定期的な塗り替えやメンテナンスを考える上で、
こちらの記事もおすすめです
トップコートの費用は、種類や施工面積、下地の状態によって変動しますが、一般的な目安は以下の通りです。
費用はトップコートを単独で行った場合の金額になります。(防水工事とセットで行う場合は割安になります)
・アクリル系:㎡あたり 約1,000〜1,500円
・シリコン系:㎡あたり 約1,500〜2,000円
・フッ素系:㎡あたり 約2,000〜3,000円
・遮熱系:㎡あたり 約2,000〜3,500円
遮熱系トップコートは、遮熱性能を持つ特殊な材料を使用するため、シリコン系よりやや高く、フッ素系と同程度、または仕様によってはそれ以上になる場合があります。
正確な費用を知るためには、現地調査を行い、防水層の状態を確認したうえで見積もりを取ることが重要です。
「表面の保護」か「防水層の交換」かで、費用も工期も大きく異なります。
| 比較項目 | トップコート塗り替え (メンテナンス) |
ウレタン防水 再施工 (全体修繕) |
|---|---|---|
| 目的 | 防水層の「保護」 日焼け止めを塗り直すイメージ |
防水機能の「復活」 新しい皮膚を作り直すイメージ |
| 対象の状態 | 防水層は無事で、表面の色あせ・剥がれのみの場合 | 雨漏りしている、防水層が破れている、水がたまっている場合 |
| 費用目安 | 安価 数千円/㎡ |
高価 トップコートの数倍~ |
| 工期 | 短い(1日~3日程度) | 長い(1週間前後~) |
防水層がダメになる前に「トップコート塗り替え」を行うことが、
最も維持費を安く抑えるコツです。
ウレタン防水のトップコート塗り替えは、防水層そのものをやり直す大規模な工事とは異なり、比較的短期間(通常1日~3日程度)で完了するのが特徴です。
※面積や形状によって変動します。
工事期間中、洗濯物が干せるかどうかや、ベランダへの立ち入り制限などが気になる方も多いと思います。
ここでは標準的な工事の流れと、注意点について解説します。
トップコート塗り替えは、単に塗料を塗るだけでなく、古い汚れを落とし、下地を整える工程が非常に重要です。
まず最初に、ベランダや屋上の床面に溜まった泥、コケ、古い塗膜の汚れを高圧洗浄機を使ってきれいに洗い流します。
この作業を怠ると、新しいトップコートを塗ってもすぐに剥がれてしまうため、徹底的に行います。
洗浄後は水分を乾燥させる時間が必要です。
清掃した下地と、新しく塗るトップコートを強力に接着させるための「プライマー(接着剤)」を塗布します。
もし防水層の表面に細かいひび割れがある場合は、この段階でシーリング材などを用いて補修を行います。
プライマーが乾いたら、いよいよトップコートを塗っていきます。
トップコートの塗り替えは、通常「1回塗り」が基本です。適切な塗布量を守ることで、1層でも十分な保護機能と耐久性を発揮します。
※ただし、日当たりが極端に強い場所や、歩行頻度が高く劣化しやすい箇所については、耐久性を高めるために「2回塗り」をご提案する場合もあります。
最後に塗り残しがないか、塗りムラがないかをプロの目でチェックします。
トップコートが完全に硬化するまで待ち、問題がなければ工事完了です。
工事をスムーズに進めるために、お客様に知っておいていただきたいポイントが3つあります。
トップコート塗り替えは、大掛かりな解体音などもなく、比較的静かに終わる工事です。
「そろそろかな?」と思ったら、梅雨や台風シーズンに入る前に済ませておくことをおすすめします。
防水層の状態が良好であれば、トップコートのみの塗り替えは可能です。ただし、防水層に劣化がある場合は、先に補修や防水工事が必要になります。
紫外線や雨風の影響を直接受け、防水層の劣化が急激に進行します。結果として雨漏りのリスクが高まります。
可能ですが、防水層との相性や下地処理が重要になります。専門業者に相談したうえで判断しましょう。
ウレタン防水のトップコートは、防水性能を維持するうえで欠かせない重要な工程です。
アクリル・シリコン・フッ素・遮熱といった種類ごとの特徴を理解し、建物の状況や将来計画に合った選択をすることで、防水工事の効果を最大限に高めることができます。
「どのトップコートが合っているか分からない」「塗り替え時期か判断できない」といった場合は、専門業者による診断を受けることをおすすめします。
適切な判断が、無駄な工事費用を防ぎ、建物を長く守ることにつながります。
防水工事の種類や特徴を知りたい方
株式会社幸成(こうせい)は、西東京市を拠点に外壁塗装・防水工事・大規模修繕工事を行う直営施工店です。
創業38年、累計3万件以上の実績。自社施工による中間マージンゼロで、適正価格と高品質な施工を両立しています。
現地調査・お見積りは無料ですので、お気軽にご相談ください。
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【対応エリア】東京、埼玉、千葉、神奈川
重点対応:西東京市、武蔵野市、小平市、東久留米市、練馬区、三鷹市、小金井市、国分寺市、東村山市など
※その他 東京・神奈川・埼玉・千葉も対応可能です

5年目メンテナンスの屋上防水トップコート塗替えが完了しました。
今回トップコートを塗り替える際に入隅部分はシーリングで補強を行いウレタン防水が破断しにくいようにしました。
入隅部分は防水が破断しやすいのでシーリングで補強を行っておくと効果的です。
長年放置してしまった屋上などは必要以上に費用が掛かる場合が多いので定期的にメンテナンスをしておけば結果的に費用が抑えられていることに繋がるので定期的にメンテナンスをしましょう。
↓屋上防水トップコート完了

ブログをご覧いただき誠にありがとうございます。
株式会社幸成は創業から30年以上の実績があるマンション・ビルなどの大規模修繕工事・防水工事の専門店です。
当ホームページよりマンション・ビルオーナー様や不動産管理会社様、管理組合様より数多くのお問い合わせを頂いております。
大規模修繕工事や防水工事でお悩みの方はお気軽にお問い合わせください。

こんにちは!
5年ほど前に屋上防水工事を行った物件で屋上防水トップコートの塗替えのご依頼を頂きました。
ウレタン防水を行った物件なのでトップコートでのメンテナンスが必要な防水工事になります。
トップコートも種類がいくつかありアクリルのトップコートの場合は5年後を目途にトップコートの塗替えを推奨しています。
フッ素のトップコートであれば10年間メンテナンスフリーになります。
防水工事はメンテナンスさえすれば長持ちするので放置してしまっている建物があればしっかりとメンテナンスをしてあげましょう。
ブログをご覧いただき誠にありがとうございます。
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※本記事は2026年1月14日に最新情報へ更新しています。

「外壁タイルはメンテナンスフリーだと聞いていたのに、雨漏りが心配だ」。
「塗装業者からクリヤー塗装を勧められたが、本当にそれで雨漏りは止まるのだろうか」。
大切な建物を守るオーナー様であれば、このような不安を抱かれるのは当然のことです。
結論から申し上げますと、一般的なクリヤー塗装を行っただけでは、外壁タイルの防水対策にはなりません。
それどころか、雨漏りの原因を放置したまま表面だけを塗装することで、かえって建物の寿命を縮めてしまうケースさえ存在します。
本記事では、多くの人が誤解している「クリヤー塗装」と「防水工事」の決定的な違いについて、分かりやすい図解とともに建物の構造レベルから徹底解説します。
無駄な工事費を払うことなく、確実に雨漏りを止めるための「正しい選択基準」を身につけてください。
【本記事の内容】
外壁タイルのリフォームにおいて最も多い誤解が、「塗装をすれば水が入らなくなる」という認識です。
まずは、クリヤー塗装の本来の役割と、なぜそれが防水につながらないのかを明確にします。
クリヤー塗装とは、無色透明な塗料をタイルの表面に塗布する工事のことです。
この工事の主な目的は、以下の3点に集約されます。
つまり、これはあくまで「お化粧」や「薄い保護膜」であり、水の侵入を完全に遮断する「防水層」を作る工事ではありません。
施工直後のクリヤー塗装は、水を玉のように弾く「撥水(はっすい)性」を示します。
これを見て「防水できた」と錯覚してしまう方が多いのですが、ここには大きな落とし穴があります。以下の図解をご覧ください。

図解:「水を弾く」ことと「防水する」ことは根本的に異なります
図の左側のように、一般的なクリヤー塗膜の厚さはわずか数十ミクロン(髪の毛ほどの薄さ)しかありません。
建物の揺れや熱膨張によって下地に微細なひび割れが生じた際、この薄く硬い塗膜は追従できずに一緒に割れてしまいます。その割れ目から雨水は容易に侵入するため、長期的な雨漏り対策としては機能しないのです。
| 比較項目 | 一般的なクリヤー塗装 (撥水) |
本来の防水工事 (防水) |
|---|---|---|
| 主な目的 | 美観維持、汚れ防止 | 雨水の侵入遮断 |
| 膜のイメージ | 極めて薄いラップ | 厚みのあるゴムマット |
| ひび割れへの追従 | ほとんどしない (一緒に割れる) |
伸縮して追従する (水を止める) |
| 雨漏りへの効果 | × 期待できない | ◎ 解決策となる |
外壁タイルの雨漏りを止めるには、まず「どこから水が入っているのか」という敵を知る必要があります。
一見、頑丈そうに見えるタイル壁ですが、実は水が入り込む隙間が無数に存在しています。そのメカニズムを断面図で見てみましょう。

図解:表面を塗っても、目地のひび割れから水は侵入します
タイルそのものは焼き物であり、水をほとんど通しません。
しかし、図解にあるように、タイルとタイルの間にある「目地(モルタル部分)」は別です。
目地は吸水性があり、経年劣化や地震の揺れによって容易にひび割れ(クラック)が発生します。
このひび割れにクリヤー塗料を塗ったとしても、ひびの奥深くまで塗料が充填されるわけではないため、水の通り道は塞がりません。
建物の窓枠周りや、一定間隔で設けられた「伸縮目地」には、ゴム状のシーリング材が充填されています。
シーリング材の寿命は一般的に10年前後です。
劣化して硬くなり、隙間が空いてしまったシーリングの上から薄い塗装をしても、ゴムの弾力が戻るわけではありません。
すぐにまた隙間が開き、そこから雨水が建物内部へ侵入します。
この記事の重要ポイント
最大の盲点は「見えない部分」の劣化
最も重要な事実は、「タイルの表面ではなく、その奥にある防水層や目地が寿命を迎えている」というケースが多いことです。下地の防水機能が失われている状態で、表面にクリヤー塗装を塗っても、内部に浸透した水は止まることなく室内へと漏れ出します。つまり、表面だけの処理では根本解決にならないのです。
では、外壁タイルの雨漏りを防ぐためには、具体的にどのような工事が必要なのでしょうか。
クリヤー塗装を行う前に、必ず実施すべき正しい防水改修のフローを、以下の図解で確認しましょう。

図解:塗装の前に「下地」と「目地」を直すことが絶対条件です
タイルが下地から浮いている場合、その空洞に水が溜まります。
「エポキシ樹脂」などを注入してタイルと下地を再接着させる工事(注入工事)や、ひび割れたタイルそのものを張り替える工事が必要です。
これは見た目を直すだけでなく、水の通り道を物理的に塞ぐ重要な土台作りの工程です。
窓回りや伸縮目地のシーリングは、「増し打ち(上から足す)」ではなく、「打ち替え(古いのを撤去して新しくする)」が鉄則です。
劣化したゴムを完全に取り除き、新しい高耐久のシーリング材を充填することで、雨水の最大の侵入経路を遮断します。
Step1とStep2が完了して初めて、仕上げの塗装を行います。
もし、タイルの風合いを残したまま防水性能をさらに高めたい場合は、一般的なクリヤー塗料ではなく、「透明防水材(防水クリヤー)」を検討してください。
これは図解1の右側で示したように、厚みのある強靭な透明膜を形成し、ひび割れにも追従する特殊な材料です。
見積書に単に「クリヤー塗装」とあるのか、「タイル落下防止・防水クリヤー」とあるのかで、その性能は雲泥の差があります。
▶外壁タイル防水のセブンSとは?効果・メリット・費用をわかりやすく解説
外壁タイルのメンテナンスで失敗しないためには、提案内容を正しく見極める必要があります。
見積もりや現地調査の際に、以下のポイントを必ず確認してください。
目視だけで見積もりを出す業者は危険です。
プロであれば「打診棒(パールハンマー)」を使ってタイルを叩き、音の違いで浮きや剥離がないかを確認します。
見えない内部の劣化状況を把握せずに、表面の塗装だけを提案してくる業者は避けましょう。
▶図解でわかる外壁タイルの「打診調査」浮き・落下を防ぐための基礎知識
担当者に質問してください。「この工事を行えば、目地のひび割れからの浸水も止まりますか?」。
もし「塗装が膜になるので大丈夫です」と安易に答える場合は要注意です。
「シーリングの打ち替えと下地補修を行った上で、仕上げとして塗装します」と回答できる業者が、本当に建物のことを考えている業者です。
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KOSEIはマンションやビルの大規模修繕工事や防水工事以外に戸建て住宅の外壁塗装工事も行っております。
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皆様の建物でよく使われているシーリング材というものをご存じですか?
シーリング材はサッシの廻りや、建物の目地、戸建てだと外壁材のサイディングによく使われています。
シーリング材は触るとゴムのように弾力があるのが特徴です。
もしご自身の建物で見つけたら触ってみてください。
このシーリング材というのは防水の役割をしていたりクッションの役割をしてひび割れを軽減するなど色々な役目を果たしてくれています。
半永久的に長持ちする材料ではなく年数と共に劣化していってしまう材料です。
新しいうちは触ると弾力がありますが劣化と共に硬くなってしまい、劣化がひどくなると破断してしまいます。
破断が起きてしまえば雨漏りの原因になるなどほっとくわけにはいかない状態になってしまいます。
一般的なシーリング材の寿命というのがおおよそ5年~10年になるので10年に1回ほどのペースで行う事になります。
マンションやビルなど大きな建物になればシーリングの工事だけでも相当な費用が掛かります。
最近では新しく発売された材料で「オートンイクシード15⁺」というシーリング材がでています。
これは超高耐久・高耐候シーリング材で耐久年数が20年となっている商品です。
一般的なシーリング材と比べて伸縮率が大きく違い破断しにくい材料となっています。
10年に1回外壁改修を行う事を考えると20年耐久性が維持できるので1回分の費用を浮かすことが出来ます。
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